02)(003)―<連用形>の見分け方―
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◆<連用形>仕切り方その1:
・・・直後に過去助動詞「けり」を付けて通じる形である:
●「行く」={行き}<けり>
●「良し」={良かり}<けり>
●「悪し」={悪しかり}<けり>
●「愚か」={愚かなり}<けり>
●「呆然」={呆然たり}<けり>
◆<連用形>仕切り方その2(「形容詞」・「形容動詞」限定):
・・・直後に「なる」を付けて通じる形である(注:この「なる」は動詞「成る」の終止形であって、断定助動詞「なり」や推量助動詞「なり」の連体形ではない):
●「良し」={良く}<なる>(先の{良かり}と合わせて連用形は2種あり)
●「悪し」={悪しく}<なる>(先の{悪しかり}と合わせて連用形は2種あり)
●「愚か」={愚かに}<なる>(先の{愚かなり}と合わせて連用形は2種あり)
●「呆然」={呆然と}<なる>(先の{呆然たり}と合わせて連用形は2種あり)
◆<連用形>仕切り方その3(動詞・形容詞・形容動詞の「中止法」):
・・・直後に「、(読点)」を置いて文章を一旦そこで切り、間を置いてから後へと続けることができる形である:
●「行く」=外へ{行き}、・・・難に遭ふ(なんにあふ)。
●「良し」=お日柄も{良く}、・・・御愁傷様(ごしうしゃうさま)。
●「悪し」=折り{悪しく}、・・・持ち合せなし(もちあはせなし)。
●「愚か」=見るも{愚かに}、・・・無様なること(ぶざまなること)。
●「呆然」=ただ{呆然と}、・・・立ちつくすのみ(たちつくすのみ)。
02)(003)―<連用形>の見分け方―
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