■02)―「動詞」・「形容詞」・「形容動詞」活用の見分け方―

■02)―「動詞」・「形容詞」・「形容動詞」活用の見分け方―
<(戻る)  [総合目次]  [文法解説編] [=古文の理=理解度確認&暗記促進穴埋めテスト] (進む)>
♪(04:03)♪ 
 古語の「活用語」の3品詞、《1)動詞》、《2)形容詞》、《3)形容動詞》の末尾の、前後の語句との関係により変化する語形(=「活用形」)には、6種ある。

 「活用語」の末尾の、前後の語句との対応によって様々に変化する語尾部分を《4)活用語尾》と呼び、常に変化せず一定の語頭部分を《5)語幹》と呼ぶ。

 6種ある「活用形」を識別するための語呂合わせは《ずむけりなる、。ことぞなんどもばこそいざ》・・・それぞれの語句を後(または、前)に伴った場合に出現する形として暗記しておけばよい:
◆直後に否定助動詞「ず」・推量助動詞「む」を付けて通じる活用形は《6)未然》形である。
-----
◆直後に「過去」助動詞「けり」を付けて通じる活用形は《7)連用》形である。
◆《2)形容詞》及び《3)形容動詞》の場合、直後に(《1)動詞》の)「なる(成る)」を付けて通じる活用形は《7)連用》形である。
◆直後に「、(読点)」を置いて文章を一旦そこで切り、間を置いて、後へと続ける用法(=「《8)中止》法」)が成立する活用形は《7)連用》形である。
-----
◆直後に「。(句点)」を置いて文章を言い切って終える形(=辞書の見出語)の活用形は《9)終止》形である。
-----
◆直後に「こと[事]」のような「体言(=名詞)」を付けて意味が通じる活用形は《10)連体》形である。
◆先行する係助詞「ぞ」・「なむ(なん)」及び疑問の意を表わす語句(か・や・いづこ・いつ・たれ・など・etc)と呼応して文末に現われる特殊な語形(=「《11)係り》結び」)の活用形は《10)連体》形である。
-----
◆直後に接続助詞「ど」・「ども」を付けて「逆接の確定条件:~だけれども」の意味を表わす活用形は《12)已然》形である。
◆直後に接続助詞「ば」を付けて「順接の確定条件:~なので」の意味を表わす活用形は《12)已然》形である。
◆先行する係助詞「こそ」と呼応して文末に現われる特殊な語形(=「《11)係り》結び」)の活用形は《12)已然》形である。
-----
◆直前に「いざ」を置いて意味が通じる、相手に行動を促す活用形は《13)命令》形である。但し《3)形容動詞》に関してはこの活用形(~なれ/~たれ)が用いられた例はほとんどない。
…4min
答:《1)動詞》《2)形容詞》《3)形容動詞》《4)活用語尾》《5)語幹》《6)未然》《7)連用》《8)中止》《9)終止》《10)連体》《11)係り》《12)已然》《《13)命令》
■02)―「動詞」・「形容詞」・「形容動詞」活用の見分け方―
<(戻る)  [総合目次]  [文法解説編] [=古文の理=理解度確認&暗記促進穴埋めテスト] (進む)>

コメント (1件)

  1. the teacher
    <質疑応答コーナー>
    ・・・各ページ下には、質疑応答用の「コメントを残す」ボックスが用意されています(見本版では無効になっています)。
    ・・・教材をよく読めばわかるような無意味な質問や、当該テーマに無関係な内容の投稿でなければ、誠実&正確な回答が返ってくるはずです。

コメントは受け付けていません。