■11)(001)―「助詞」の定義と種類―

■11)(001)―「助詞」の定義と種類―
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♪(04:38)♪
 「助詞」は単独では無意味で他の語や文の下に付くことで初めて意味を成す。この意味では「助動詞」と同じだが、「助動詞」のように《1)活用》はせず常に一定の形で用いる(=非《1)活用》語である)。この意味では「《2)接尾語》」(例:「面白<み>」・「楽し<さ>」・「嬉し<げ>」)と同じだが、「《2)接尾語》」はその上接する語とまとめて1語扱いであるのに対し、「助詞」は上接語とは別個の文法成文として扱われる・・・《見下げた設備は一体型(みさげたせつびはいったいがた)》(=<み><さ><げ>等の「《2)接尾語》」は上接する語と一体型の文法成文)の語呂合わせで棒暗記しておけばよいだろう。
 「助詞」と上接語の関係は3種類(細分化して5種類)、意味の上では6種の「助詞」に分かれる:
●1)上接語と他の語句との間で:
 A)<《3)体言》A+助詞+《3)体言》B>の形で、
異なる《3)体言》どうしの関係を規定する助詞は・・・
《4)格助詞》である。

 B)<《3)体言》+助詞+《5)用言》>の形で、
《3)体言》と《5)用言》との間の関係を規定する助詞には・・・
《4)格助詞》・《6)副助詞》・《7)係助詞》の3種類がある。

 C)<《8)文節》A+助詞+《8)文節》B>または
<《9)》A+助詞+《9)》B>の形で、
異なる《8)文節》または《9)》どうしの関係を規定する助詞は・・・
《10)接続助詞》である。

●2)<《11)文章》+助詞>の形で、
末尾に添えることでその《11)文章》の内容に関する
「希望」・「禁止」・「詠嘆」の意を添える助詞は・・・
《12)終助詞》である。

●3)<《8)文節》+助詞>または<《11)文章》+助詞>の形で、
他の語句の下には付くものの、特に意味上の関わりを持たず、
浮いた感じの「感動詞」的添え物として「詠嘆」の意を添える助詞は・・・
《13)間投助詞》である。


 個別的な意味はともかく、「助詞」の全種別のみを語呂合わせで棒暗記するつもりなら《切腹計画習慣無情》(せつふくけいかくしゅうかんむじょ)=《10)接続助詞》・《6)副助詞》・《7)係助詞》・《4)格助詞》・《12)終助詞》・《13)間投助詞》という全部で《14)六つ/6種類》の「助詞」が古典文法には存在する、と覚えておけばよい。
…4min
答:《1)活用》《2)接尾語》《3)体言》《4)格助詞》《5)用言》《6)副助詞》《7)係助詞》《8)文節》《9)語》《10)接続助詞》《11)文章》《12)終助詞》《13)間投助詞》《14)六つ/6種類》
■11)(001)―「助詞」の定義と種類―
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コメント (1件)

  1. the teacher
    <質疑応答コーナー>
    ・・・各ページ下には、質疑応答用の「コメントを残す」ボックスが用意されています(見本版では無効になっています)。
    ・・・教材をよく読めばわかるような無意味な質問や、当該テーマに無関係な内容の投稿でなければ、誠実&正確な回答が返ってくるはずです。

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