古語試験:水準=【A】/語義総数=<3>/ブロック=[20]


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〈A〉あいなし【あいなし】
《「文無し」=論理的正当性がない/「愛・合ひ無し」=(主観的に)興味関心を引かれない、の二つの語源説があり、語義もまた「不合理」と「不愉快」の二系統に大別できる。》
〔形ク〕{から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}(1)〈(主観的に)興味関心を引かれない。〉気に入らない。  (2)〈(に照らして)間違っている。〉不当だ。  (3)〈(連用形「あいなく」やウ音便「あいなう」の形で、副詞的に)程度がはなはだしい。〉無闇に

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〈A〉あやにく【生憎】
驚嘆の感動詞「あや」に、形容詞「憎し」の語幹が付いた語とされ、自身が妥当と考える程度時機から外れる事態に対する不満感を表わす語。自然現象や出来事に関し「予想外に状況が悪い」、人の行動に関し「予想外酷すぎる甚だしすぎる」の意を表わす。》
〔形動ナリ〕{なら・なり/に・なり・なる・なれ・なれ}(1)〈(自然現象・出来事などについて)予想期待に反して、時機状況が悪い。〉あいにくだ。  (2)〈(人為的行動について)予想期待に反して、あまりにひどい、または、程度がはなはだしい。〉意地悪だ。やり過ぎだ。 〔副〕〈時機場合よくないことを表わす。〉あいにく折悪しく

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〈A〉いかで【如何で】
《形容動詞「如何なり」の連用形「いかに」に手段方法の格助詞「して」が付いた「いかにして」が「いかにて」に転じたものが音便化した「いかんで」から「ん」が消失したものが「いかで」。脈絡に応じて「疑問」・「反語」・「願望・意志」へと意味が分かれる。》
〔副〕(1)〈(疑問)(様態に関し)疑う意を表わす。〉どのようにして・・・か。  (2)〈(反語)(様態に関し)疑問の形を取りつつ、実質的に否定の意を表わす。〉どうして・・・なものか。  (3)〈(願望・意志)(「じ」・「てしがな」・「にしがな」・「ばや」・「まほし」などの語句を伴い)(いかなる手段を用いてでも)そうしたいと強く望む意を表わす。〉是非とも

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〈A〉いとど【いとど】
《程度の甚だしさを強調する副詞「いと」を畳語化した「いといと」の転。元々甚だしかった程度が更にその度合いを増すのが原義。平安時代には、和文には「いとど」、漢文訓読には「ますます」が好んで用いられた。形容詞は「いとどし」。》
〔副〕(1)〈程度がますます甚だしくなるさま。〉いよいよ。  (2)〈(「いとど+形容詞・形容動詞」の形で)最初から存在していた状況が、ある事態が加わることで更にその度を増して行くさま。〉そうでもなくても・・・だというのに。  (3)〈箇条書き的に陳述を加えて駄目押しする語。〉その上

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〈A〉いみじ【いみじ】
《名詞「忌み」の形容詞化だが、原義たる「聖なるもの・不浄のものを忌避する」感覚は薄く、「極端に悪い」または「極端に良い」という両極端の程度の甚だしさを力説する語なので、脈絡を読んで肯定的/否定的の方向性に応じて訳語を考える必要がある。》
〔形シク〕{じから・じく/じかり・じ・じき/じかる・じけれ・じかれ}(1)〈(しばしば連用形「いみじく」またはウ音便「いみじう」を副詞的に用いて)程度が甚だしいことを示す。〉並々ならずたいそう。  (2)〈(肯定的に強調する形で)賞賛喜びの気持ちを表わす。〉素晴らしい嬉しい。  (3)〈(否定的に強調する形で)困惑・非難・悲嘆・恐怖などの気持ちを表わす。〉大変だ。ひどい悲しい恐ろしい

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〈A〉うしろめたし【後ろめたし】
《「後ろ目痛し」=「後ろで見ていて、この先どうなることか心配だ」が原義とも、「後ろ方痛し」=「自分の視線が直接届かない未知の場・時に於ける状況が心配だ」に由来する語とも言われる。》
〔形ク〕{から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}(1)〈(今後の状況の展開が)どうなってしまうことかと思うと、心安らかでいられない。〉気懸かりだ。  (2)〈(相手・状況の今後の動向に対して)警戒怠るわけには行かない。〉要注意だ。  (3)〈(自分に落ち度があるために)他人が自分をどう思っていることかと思うと、心安らかでいられない。〉後ろ暗い

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〈A〉うつつ【現】
《「現実に存在する」意の形容詞「現し」の語幹を畳語化した「うつうつ」の詰まったもので、「現実」・「正気」が本来の語義。『古今和歌集』以降、「うつつ」の対義語表現を誤解・混同した結果として、「現実」とは逆の「夢見心地」の語義も生じた。》
〔名〕(1)〈(夢・幻・物語・死などと対比した)人間の暮らす現実の世界。〉現実世界。  (2)〈(の中にいる状態と対比した)意識の明瞭な状態。〉正気。  (3)〈(の中にいるかのように)意識が朦朧とした状態。(『古今和歌集』以降に「うつつ」の混同により生じた語義)〉夢見心地。

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〈A〉おとなふ【音なふ・訪ふ】
《「音」に由来し、「訪る」と同じく「(交際のある者との間での)訪問音信」及び「(自己存在主張するための)出し」の意を表わす。》
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈(馴染みの相手との交際のために)自ら出向いて会いに行く。〉訪問する。  (2)〈(交際のある相手に)手紙を通じて近況尋ねる。〉お便りを出す。  (3)〈(自分の存在を相手に知らせるために)を立てる。(玄関先で)自分が訪問したことを伝え、に通してもらう。〉物音を立てる。取り次ぎを求める。

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〈A〉おどろく【驚く】
《「音声的刺激に不意に反応する」意を表わす擬音語「おどろ」の動詞化(同音で「草木の茂み/乱れ髪」を意味する「藪・棘」もあるが、「驚く」とは無関係である)。古語では「目を覚めす」・「ふと気付く」の語義が多く、現代語と同じ「びっくりする」の例は少ない。》
〔自カ四〕{か・き・く・く・け・け}(1)〈(不意に)眠りの世界から現実の世界に立ち戻る。〉目を覚ます。  (2)〈(今まで気付かなかったものを)突如として意識する。〉不意に気付く。  (3)〈(予想していなかった事柄に触れて)感情的に動揺する。〉びっくりする。

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〈A〉おはします【御座します】
尊敬の意の「御座す」の連用形に尊敬の補助動詞「ます」を重ねたものとも、尊敬語「坐します」に尊敬の接頭語「御」を添えたものとも言われる。いずれにせよ意味そのものは「おはす」と同じだが、敬意は当然「おはします」の方が強い。》
〔自サ四〕{さ・し・す・す・す・せ}(1)〈「あり」・「居り」の尊敬語。〉(・・・に)いらっしゃる。  (2)〈「行く」・「」の尊敬語。〉行かれる来られる。 〔補動サ四〕{さ・し・す・す・す・せ}〈(用言の連用形、及びそれに接続助詞「て」を付けたものに続けて)尊敬の意を表わす。〉・・・ていらっしゃる。

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   30  ♪♪ <質問箱> [単語集] 
〈A〉おはす【御座す】
《上代の尊敬語「坐す」を尊敬の接頭語「御」で強めた「おほます」の変形とも、中古の尊敬語「御座します」からの逆成語とも言われ、「おはします」と意味は同じだが、「おはす」の方が敬意が低い。現代関西弁の「・・・でおます/・・・おまへん」の祖である。》
〔自サ変〕{せ・し・す・する・すれ・せよ}(1)〈「あり」・「居り」の尊敬語。〉(・・・に)いらっしゃる。  (2)〈「行く」・「」の尊敬語。〉行かれる。来られる。 〔補動サ変〕{せ・し・す・する・すれ・せよ}〈(用言の連用形、及びそれに接続助詞「」を付けたものに続けて)尊敬の意を表わす。〉・・・ていらっしゃる。

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〈A〉おほす【仰す】
《「負ふ」の他動詞「負ほす」(現代語で言う「負わす」)に発し、「他者に何事かを役割として背負わせる」の原義から転じて「目上の者が目下の者に命じる言葉をかける」の意となった。単独で用いるのは中世以降で、中古までの用法では必ず「らる」・「給ふ」を伴う。》
〔他サ下二〕{せ・せ・す・する・すれ・せよ}(1)〈(鎌倉時代以前の用法)「言ふ」の尊敬語。(直後に必ず尊敬の助動詞「らる」・補助動詞「給ふ」を伴った「おほせらる」・「おほせたまふ」の形でのみ用いる)〉おっしゃる。  (2)〈(鎌倉時代以降の用法)「言ふ」の尊敬語。(尊敬の助動詞を伴わずに単独で用いる)〉おっしゃる。  (3)〈(目上の者が目下の者に)何事かを為すように命令する。〉命じる

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〈A〉かこつ【託つ】
《名詞形「託言」の動詞化したものとも、動詞の「託つ」が逆に「かこと・かごと」へと名詞化したのだとも言われる。事態を他者のせいにしたり、相手に関係付けて自身の行動を正当化したり依存したりするのが原義。》
〔他タ四〕{た・ち・つ・つ・て・て}(1)〈(事態を)他者に原因があるとする。〉・・・にかこつける。  (2)〈(相手が悪いのだと言うように)不満な態度を示す。〉愚痴る。  (3)〈(関係があるとみなして)他者に依拠する。〉つてとして頼る。

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〈A〉くちをし【口惜し】
《上代には使用例がなく、中古以降の語とされる。原義は「朽ち+惜し」で、朽ち果てるのを止められない無力感を表わす「残念だ」の意。後には「口+惜し」(口に出して語ることすら惜しまれる)の発想で「期待外れだ」・「身分が低い」の語義が生まれた。》
〔形シク〕{しから・しく/しかり・し・しき/しかる・しけれ・しかれ}(1)〈(自分ではどうにもならない外的状況に関し)納得できないが受け入れるより他に仕方がない、という無力感を表わす。〉何とも残念なことだ。  (2)〈(期待に外れる他者自身の状態・行為に関し)失望を禁じ得ない。〉がっかりだ。  (3)〈(話題に乗せることすらはばかられるほどに)社会的地位が低い。〉身分が賤しい

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〈A〉げに【実に】
《「に」の転かとされ、自身の知識や前もって抱いていた印象、他者の意見などの既存の情報が、現実の中で事実として再確認されたという感触を得た時に発する言葉。転じて、既存の情報との照合を含意せず、単に程度の甚だしさを表わす語義もある。》
〔副〕(1)〈(知識・先入観・風聞・他者の意見などの)既存の情報を、現実の中で事実と確認した時に発する納得の言葉。〉実際。  (2)〈(相手の発言や直前の記述に対する)自身の賛同の念を強調する感動詞的言葉。〉本当にそうです。  (3)〈(既存情報との照合を含意せずに)程度を強調する語。〉全く

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〈A〉さうなし【左右無し】【双無し】
《語源も宛字も意味も違う古語の一揃い。「左右無し」なら「(あれこれ迷うこともなく)すんなり事が運ぶさま」及び「(深く物事を考えもせず)慌ててするさま」の意、「無し」だと「並ぶものがないほど凄い」の意。ひらがな表記の場合は脈絡に応じて解釈し分ける必要がある。》
〔形ク〕{から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}【左右無し】(1)〈(あれこれ迷ったりすることもなく)すんなりと事が運ぶさま。〉たやすい。  (2)〈(深く物事を考えることもなく)慌ててするさま。〉後先も考えない。  【双無し】(3)〈(比較の対象が存在しないほどに)超絶的に優れている。〉この上なく素晴らしい

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〈A〉ざえ【才】
《字面からは「才能」全般を想起させる語だが、平安時代には朝廷での任務に欠かせぬ「漢学」を第一義とし、次いで「芸能の嗜み」をも意味した。これら学習修練により身に付くアカデミックな才能と対比しての「臨機応変実務的処理能力」は「大和魂」と呼ばれた。》
〔名〕(1)〈(特に、詩・学についての)学問上の知識。〉漢学の才。  (2)〈(音楽・書画・和歌などの)芸能上の才能技能。〉才芸。  (3)〈(「才の男」の略)内侍所神楽などでを謳う男性。〉男の謳い手

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〈A〉さが【性・相・祥】
《自分の力ではどうにもならぬ「自然のままの性質運命」を指す語。良くない「宿命」に言及する例が多いのは英語の"fate"と同じ。個人的な「生来の性分」、社会的な「世の習い」の意もある。近世以降の「欠点」の意は、「さがなし」(性格が悪い)の逆成+「さが」と「とが(咎)」の混同によるものであろう。》
〔名〕(1)〈(多く、悪いものに用いて)生まれる前から決まっている巡り合わせ。〉宿命不運。  (2)〈(多く、悪いものに用いて)(生得的で、自分ではどうにもならない)性質。〉生まれつき性分。  (3)〈(統計的に見て)世間によく見られる現象。〉世の習い

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〈A〉しげし【繁し・茂し】
時間的・空間的に、物事や出来事が次々発生・存在する様子を表わす。時間系では「(出来事の発生の)頻度が高い」の意、空間系では「(草木・人数・色調などの)分量密度が高い」という物理的な語義/「余りにすぎて煩わしい」という心理的な語義がある。》
〔形ク〕{から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}(1)〈(出来事の発生の)頻度が高い。〉絶え間ない。  (2)〈(草木、人数、色調などの)分量密度が高い。〉大量だ。高密度だ。  (3)〈(頻度分量密度があまりに高すぎて)心理的に不愉快である。〉うるさい

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〈A〉ずは【ずは】
《「ず」の単なる強調形として「・・・などせずに」の意を表わす用法は上代のもの。「は」が順接仮定条件を表わす「もし・・・ないならば」の用法は特に重要で、この用法の「ずは」から中世に「ずんば」の形が生まれた。「ずば」は近世以降の語形。》
〔連接語〕《ず〔助動特殊型〕打消+は〔係助〕》(1)〈(上代)否定語「ず」を強調する。〉・・・などせずに。  (2)〈順接仮定条件を表わす。〉もし・・・ないならば、~。  (3)〈「ざり」の言い換えとして「ずはあり」の形で用いる。(和歌の七五調に合わせるための言い回し)〉・・・ない

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〈A〉ためらふ【躊躇ふ】
《人為的作用で曲げ・伸ばしする意の「矯む」に反復継続の意の「ふ」を付けて、他動詞としては「高ぶる感情抑制する」の意を表わし、自動詞としては、現代語同様の「行動の前段階で立ち止まり迷う」の他に「病状落ち着かせる静養する」の語義をも持つ。》
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈病気の勢いを落ち着かせる(ことを目的に活動を控えて休む)。〉病状落ち着かせる養生する。  (2)〈行動に移る前の段階で、決断できずに立ち止まり、迷う。〉躊躇する。 〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〈高まった感情抑制する。〉気を落ち着かせる

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〈A〉なべて【並べて】
横一線に並べる、が原義。空間的には「あたり一面に」、抽象的には「凡そ」との概括語となる。横並び一線ということで「並一通り」との評価語にもなるが、この意では「並べて」という連体修飾語として用いるか、否定形の「並べてならず」形で用いるのが普通。》
〔副〕(1)〈(概括論として)例外を無視して一般的な場合として論じる語。〉概して。  (2)〈(物事が)空間全般に散在しているさまを表わす。〉あたり一面。  (3)〈(「なべて」の形で連体修飾語的に用いるか、否定形「なべてならず」の連語として用いて)(強い非難賞賛も含まずに)目立って高い水準にない。また、(消極的に認めて)目立って悪い点はない。〉平凡だ。目立った難点はない。

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〈A〉なる【慣る・馴る】【萎る・褻る】
《「平す・均す・馴らす」や「習ふ」と同根語で、反復接触により凸凹状態を取り違和感なく(時に、緊張感なく)すんなり入り込む状態となる意。「習熟する」・「慣れ親しむ/馴れ馴れしくなる」は「ならふ」の類義語。「る・る」だと「経年変化」(よれよれ・使い古し)の意になる。》
〔自ラ下二〕{れ・れ・る・るる・るれ・れよ}【慣る・馴る】(1)〈(物事に関し)経験を重ねることで、違和感が消失して行く。また、完成度が高まったり、余裕ができたりする。〉慣れる。熟成する。  (2)〈(人・物事に対し)幾度も接するうちに、敵対感情や疎遠な感じが消えて行く。また、親近感が増しすぎて、緊張感や遠慮がなくなる。〉慣れ親しむ。馴れ馴れしくなる。  【萎る・褻る】(3)〈(着物や道具について)長く使ううちに、使用者にぴったり適合するようになる。また、経年変化摩滅劣化する。〉馴染む使い古す

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〈A〉はづかし【恥づかし】
《現代語と同様、他者と比較した場合の自身劣位性を自覚する「恥」の感情が基本であるが、古語の場合、自分を恥じ入らせるほどに立派な相手への「賞賛」の念に転じる場合が多い点に要注意。》
〔形シク〕{しから・しく/しかり・し・しき/しかる・しけれ・しかれ}(1)〈(誰かが)周囲を圧倒するほどに卓越している。また、(自分が)他人の凄さ劣等感を抱く。〉素晴らしい気後れするほどだ。  (2)〈(自身の欠点失態を思って)恥ずかしい。また、(他人の欠点や失態が)直視に堪えぬ。〉恥ずかしい無様だ。  (3)〈とりたてて理由もないのに恥ずかしい。〉照れ臭い

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〈A〉まねぶ【学ぶ・真似ぶ】
見本(「真」)を定めて自らの様態を近似させる(「似」)意の「まに」の転じた「真似」の動詞化で、原義は「(他の誰かや書いてある何かと)同じことを口に出して言う/他者に語り伝える」。学習の基本は物真似、ということで「習う」の意に転じ、現代の「学ぶ」へとつながった。》
〔他バ四〕{ば・び・ぶ・ぶ・べ・べ}(1)〈(他者が言ったことや、に書いてある内容などを)そっくりそのまま同じように口に出して言う。〉口真似する。  (2)〈(自分が見聞した事柄を)覚えておいて、人に口述で伝える。〉見た(聞いた)ままを人に語る。  (3)〈(学問技芸などを)然るべきの下で体系的に教わる。〉習う

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   92  ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
〈A〉まほ【真秀】【真面】
《稲穂・山の峰など、物理的突出部の意の「穂」を抽象優秀性に転じた「秀」に、「真」を付けて「完璧」の意とした語。「真帆」(帆船が真正面から風を受け止めること)の類推によると思われる「真正面から受け止め、直接的」・「いい加減でなく本格的」の語義もある。》
〔名・形動ナリ〕{なら・なり/に・なり・なる・なれ・なれ}【真秀】(1)〈(「片秀」の対義語)完全に整っていて、欠点を見出せないさま。〉完璧だ。  【真秀・真面】(2)〈(「真帆」の類推か?)いい加減なものではなく、本式なものであるさま。〉本格的だ。  【真面】(3)〈(「真帆」の類推から)真正面から物事を受け止めるさま。〉直接的だ。

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〈A〉めづ【愛づ】
《自然の美しい景観美女など、見た目に美しいものを「賞美する」が原義。それが持続的・常習的な行動になると「愛好する・可愛がる」になる。これら二つの語義の中間に位置する評価系のものとして「褒め讃える」の語義もある。》
〔自ダ下二〕{で・で・づ・づる・づれ・でよ}〈(自然の美観美しい女性など)見た目に美しいものに心が引き付けられる。〉賞美する。 〔他ダ下二〕{で・で・づ・づる・づれ・でよ}(1)〈(対象について)素晴らしいという思いを言葉態度にはっきりと表わす。〉賞賛する。  (2)〈(人や物を)魅力的なもの、大事なものとして扱う。〉愛する

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