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[ 1 ] [ 2 ] ・・・次は、人が「思ふ」助けになる「書物」・「学問」そして「学識」にまつわるアカデミックな古語のあれこれ・・・
→[10] →<125>▲ ♪ ▽ 1 ♪♪ <質問箱> [古語試験]
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〈A〉
ふみ【文・書】
《漢語「文」の読み「ふん」が変化した語。元来は「文書」全般を指した。やがて、漢字中心の文書ということから「漢文・漢詩」、更には「中国を手本とした学問=漢学」(この語義では「大和魂」の対義語)の意が生じた。「手紙」の語義は現代でも文語の中に残っている。》
〔名〕
(1) 〈紙面上に文字の書かれたもの。〉 文書。書物。書籍。書き物。 (2) 〈紙面を通じての他者への通信。〉 手紙。書簡。 (3) 〈(日本独自の和歌や仮名文学と対比して)中国伝来の韻文、及び、散文。〉 漢詩。漢文。漢籍。漢書。 (4) 〈(実務的な能力「やまとだましひ」と対比して)(主として、中国に範を取った)文物とその体系的学習。〉 学問。漢学。中国を手本にした学識。
〔名〕
(1) 〈紙面上に文字の書かれたもの。〉 文書。書物。書籍。書き物。 (2) 〈紙面を通じての他者への通信。〉 手紙。書簡。 (3) 〈(日本独自の和歌や仮名文学と対比して)中国伝来の韻文、及び、散文。〉 漢詩。漢文。漢籍。漢書。 (4) 〈(実務的な能力「やまとだましひ」と対比して)(主として、中国に範を取った)文物とその体系的学習。〉 学問。漢学。中国を手本にした学識。
▲ ♪ ▽ 2 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験] 「古語随想」
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〈A〉
ざえ【才】
《字面からは「才能」全般を想起させる語だが、平安時代には朝廷での任務に欠かせぬ「漢学」を第一義とし、次いで「芸能の嗜み」をも意味した。これら学習・修練により身に付くアカデミックな才能と対比しての「臨機応変の実務的処理能力」は「大和魂」と呼ばれた。》
〔名〕
(1) 〈(特に、漢詩・漢学についての)学問上の知識。〉 漢学の才。学才。学術的教養。 (2) 〈(音楽・書画・和歌などの)芸能上の才能や技能。〉 才芸。芸のたしなみ。芸術的素養。 (3) 〈(「才の男」の略)内侍所の神楽などで歌を謳う男性。〉 男の謳い手。才の男」。男性シンガー。
〔名〕
(1) 〈(特に、漢詩・漢学についての)学問上の知識。〉 漢学の才。学才。学術的教養。 (2) 〈(音楽・書画・和歌などの)芸能上の才能や技能。〉 才芸。芸のたしなみ。芸術的素養。 (3) 〈(「才の男」の略)内侍所の神楽などで歌を謳う男性。〉 男の謳い手。才の男」。男性シンガー。