<75>← [10]← 意味集団<76>・・・全20語/[15]ずつ=全2ブロック
[ 1 ] [ 2 ] ・・・お次は、他者の「発言・行動」に対して「さあどうでしょ」・「おいおい」と返したり「・・・(無言)」だったりの否定的反応の古語たち・・・
→[20] →<77>▲ ♪ ▽ 2 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験] 「古語随想」
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〈C〉
いさや【いさや】
《「知らない」の意味を表わす「不知」から生じた感動詞「いさ」を、間投助詞「や」を付けて強調したもの。》
〔副〕
(1) 〈確信がないこと、または、相手への不賛同の気持ちを表わす。〉 さあ、どうでしょうか。そうですかねえ。うーん・・・。
〔感〕
(1) 〈よくわからない時、あるいは、相手をはぐらかしたい時の応答語。〉 いえ、まあ。いや、どうも。えぇと・・・。
〔副〕
(1) 〈確信がないこと、または、相手への不賛同の気持ちを表わす。〉 さあ、どうでしょうか。そうですかねえ。うーん・・・。
〔感〕
(1) 〈よくわからない時、あるいは、相手をはぐらかしたい時の応答語。〉 いえ、まあ。いや、どうも。えぇと・・・。
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〈A〉
いさむ【諫む】【禁む】
《「人はいさ心も知らず」(=人の心は、さぁて、どんなものかわかりません)の句(紀貫之)や、「いさかひ(諍ひ)」(=口論・喧嘩)に含まれる拒否・抑止系の語「いさ」に「む」を付けて動詞化し、相手の行動に対し否定的に作用する「禁止・忠告」の語義を持たせたもの。》
〔他マ下二〕 {め・め・む・むる・むれ・めよ}
【禁む】 (1) 〈(権威・強制力を伴って)相手の行動を差し止める。〉 禁止する。抑止する。制止する。引き留める。
【諫む】 (2) 〈(道理に照らして)相手に、その行動の不当性を訴える。〉 忠告する。教え諭す。意見する。訓戒を垂れる。いさめる。諫言する。悔い改めるよう促す。
〔他マ下二〕 {め・め・む・むる・むれ・めよ}
【禁む】 (1) 〈(権威・強制力を伴って)相手の行動を差し止める。〉 禁止する。抑止する。制止する。引き留める。
【諫む】 (2) 〈(道理に照らして)相手に、その行動の不当性を訴える。〉 忠告する。教え諭す。意見する。訓戒を垂れる。いさめる。諫言する。悔い改めるよう促す。
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〈A〉
ためらふ【躊躇ふ】
《人為的作用で曲げ・伸ばしする意の「矯む」に反復・継続の意の「ふ」を付けて、他動詞としては「高ぶる感情を抑制する」の意を表わし、自動詞としては、現代語同様の「行動の前段階で立ち止まり、迷う」の他に「病状を落ち着かせる/静養する」の語義をも持つ。》
〔自ハ四〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}
(1) 〈病気の勢いを落ち着かせる(ことを目的に活動を控えて休む)。〉 病状を落ち着かせる。養生する。静養する。安静にする。 (2) 〈行動に移る前の段階で、決断できずに立ち止まり、迷う。〉 躊躇する。ぐずぐずする。ためらう。二の足を踏む。踏ん切りが付かない。
〔他ハ四〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}
(1) 〈高まった感情を抑制する。〉 気を落ち着かせる。気を静める。高ぶりを抑える。鎮静化する。
〔自ハ四〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}
(1) 〈病気の勢いを落ち着かせる(ことを目的に活動を控えて休む)。〉 病状を落ち着かせる。養生する。静養する。安静にする。 (2) 〈行動に移る前の段階で、決断できずに立ち止まり、迷う。〉 躊躇する。ぐずぐずする。ためらう。二の足を踏む。踏ん切りが付かない。
〔他ハ四〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}
(1) 〈高まった感情を抑制する。〉 気を落ち着かせる。気を静める。高ぶりを抑える。鎮静化する。
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〈B〉
きほふ【競ふ】
《「他者に負けまいとして、勢い込んで事に向かって行く」が原義とされ、「気」+「負ふ」に発するものか、あるいは「勢ふ」(=息+覆ふ・・・その活力が周囲を威圧する)の略形かとも言われる。現代にも「気負う」の当て字で生き残っている。》
〔自ハ四〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}
(1) 〈(他者に負けまいとして)先を争って事を行なう。〉 張り合う。競争する。競合する。競い合う。我先にと・・・する。負けじと・・・する。 (2) 〈(多く、落ち葉の散るさまに言及して)(無意志の存在が)まるで先を争うかのように何かをする。〉 一斉に・・・する。はらはらと舞い散る。散り急ぐ。
〔自ハ四〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}
(1) 〈(他者に負けまいとして)先を争って事を行なう。〉 張り合う。競争する。競合する。競い合う。我先にと・・・する。負けじと・・・する。 (2) 〈(多く、落ち葉の散るさまに言及して)(無意志の存在が)まるで先を争うかのように何かをする。〉 一斉に・・・する。はらはらと舞い散る。散り急ぐ。