▲ ♪ ▽ 1 ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
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〈A〉いふ【言ふ】
《現代語同様の「口に出して言う」のみならず、「求愛行動としての言い寄り」・「詩歌の吟詠」・「噂の流布」・「動物の鳴き声」など多様な語義を持つ古語。》
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈思うことを口に出して表現する。〉言う。 (2)〈(多く「・・・と言ふ」の形で)名称が・・・である。〉・・・という名の。 (3)〈広く世間でそのように言われている。〉噂する。 (4)〈(恋愛目的で)異性に優しい言葉をかける。(結婚を)異性に申し込む、または、約束する。〉言い寄る。求婚(婚約)する。 (5)〈詩歌を高らかに声に出して読み上げる。〉吟詠する。 (6)〈動物が鳴き声を出す。〉鳴く。
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈思うことを口に出して表現する。〉言う。 (2)〈(多く「・・・と言ふ」の形で)名称が・・・である。〉・・・という名の。 (3)〈広く世間でそのように言われている。〉噂する。 (4)〈(恋愛目的で)異性に優しい言葉をかける。(結婚を)異性に申し込む、または、約束する。〉言い寄る。求婚(婚約)する。 (5)〈詩歌を高らかに声に出して読み上げる。〉吟詠する。 (6)〈動物が鳴き声を出す。〉鳴く。
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▲ ♪ ▽ 2 △ ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
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〈A〉おほす【仰す】
《「負ふ」の他動詞「負ほす」(現代語で言う「負わす」)に発し、「他者に何事かを役割として背負わせる」の原義から転じて「目上の者が目下の者に命じる/言葉をかける」の意となった。単独で用いるのは中世以降で、中古までの用法では必ず「らる」・「給ふ」を伴う。》
〔他サ下二〕{せ・せ・す・する・すれ・せよ}(1)〈(鎌倉時代以前の用法)「言ふ」の尊敬語。(直後に必ず尊敬の助動詞「らる」・補助動詞「給ふ」を伴った「おほせらる」・「おほせたまふ」の形でのみ用いる)〉おっしゃる。 (2)〈(鎌倉時代以降の用法)「言ふ」の尊敬語。(尊敬の助動詞を伴わずに単独で用いる)〉おっしゃる。 (3)〈(目上の者が目下の者に)何事かを為すように命令する。〉命じる。
〔他サ下二〕{せ・せ・す・する・すれ・せよ}(1)〈(鎌倉時代以前の用法)「言ふ」の尊敬語。(直後に必ず尊敬の助動詞「らる」・補助動詞「給ふ」を伴った「おほせらる」・「おほせたまふ」の形でのみ用いる)〉おっしゃる。 (2)〈(鎌倉時代以降の用法)「言ふ」の尊敬語。(尊敬の助動詞を伴わずに単独で用いる)〉おっしゃる。 (3)〈(目上の者が目下の者に)何事かを為すように命令する。〉命じる。
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