▲ ♪ ▽ 2 △ ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
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〈C〉いさや【いさや】
《「知らない」の意味を表わす「不知」から生じた感動詞「いさ」を、間投助詞「や」を付けて強調したもの。》
〔副〕〈確信がないこと、または、相手への不賛同の気持ちを表わす。〉さあ、どうでしょうか。 〔感〕〈よくわからない時、あるいは、相手をはぐらかしたい時の応答語。〉いえ、まあ。
〔副〕〈確信がないこと、または、相手への不賛同の気持ちを表わす。〉さあ、どうでしょうか。 〔感〕〈よくわからない時、あるいは、相手をはぐらかしたい時の応答語。〉いえ、まあ。
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▲ ♪ ▽ 3 △ ♪♪ <質問箱> [単語集]
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〈A〉いさむ【諫む】【禁む】
《「人はいさ心も知らず」(=人の心は、さぁて、どんなものかわかりません)の句(紀貫之)や、「いさかひ(諍ひ)」(=口論・喧嘩)に含まれる拒否・抑止系の語「いさ」に「む」を付けて動詞化し、相手の行動に対し否定的に作用する「禁止・忠告」の語義を持たせたもの。》
〔他マ下二〕{め・め・む・むる・むれ・めよ}【禁む】(1)〈(権威・強制力を伴って)相手の行動を差し止める。〉禁止する。 【諫む】(2)〈(道理に照らして)相手に、その行動の不当性を訴える。〉忠告する。
〔他マ下二〕{め・め・む・むる・むれ・めよ}【禁む】(1)〈(権威・強制力を伴って)相手の行動を差し止める。〉禁止する。 【諫む】(2)〈(道理に照らして)相手に、その行動の不当性を訴える。〉忠告する。
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〈A〉ためらふ【躊躇ふ】
《人為的作用で曲げ・伸ばしする意の「矯む」に反復・継続の意の「ふ」を付けて、他動詞としては「高ぶる感情を抑制する」の意を表わし、自動詞としては、現代語同様の「行動の前段階で立ち止まり、迷う」の他に「病状を落ち着かせる/静養する」の語義をも持つ。》
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈病気の勢いを落ち着かせる(ことを目的に活動を控えて休む)。〉病状を落ち着かせる。養生する。 (2)〈行動に移る前の段階で、決断できずに立ち止まり、迷う。〉躊躇する。 〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〈高まった感情を抑制する。〉気を落ち着かせる。
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈病気の勢いを落ち着かせる(ことを目的に活動を控えて休む)。〉病状を落ち着かせる。養生する。 (2)〈行動に移る前の段階で、決断できずに立ち止まり、迷う。〉躊躇する。 〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〈高まった感情を抑制する。〉気を落ち着かせる。
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〈B〉きほふ【競ふ】
《「他者に負けまいとして、勢い込んで事に向かって行く」が原義とされ、「気」+「負ふ」に発するものか、あるいは「勢ふ」(=息+覆ふ・・・その活力が周囲を威圧する)の略形かとも言われる。現代にも「気負う」の当て字で生き残っている。》
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈(他者に負けまいとして)先を争って事を行なう。〉張り合う。 (2)〈(多く、落ち葉の散るさまに言及して)(無意志の存在が)まるで先を争うかのように何かをする。〉一斉に・・・する。
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈(他者に負けまいとして)先を争って事を行なう。〉張り合う。 (2)〈(多く、落ち葉の散るさまに言及して)(無意志の存在が)まるで先を争うかのように何かをする。〉一斉に・・・する。
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