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[ 1 ] ・・・生々しい肉体の部位あれこれの後は、実体そのものではなく、その実体が「現実に存在すること」に重きを置く古語あれこれ・・・
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〈A〉
うつつ【現】
《「現実に存在する」意の形容詞「現し」の語幹を畳語化した「うつうつ」の詰まったもので、「現実」・「正気」が本来の語義。『古今和歌集』以降、「夢うつつ」の対義語表現を誤解・混同した結果として、「現実」とは逆の「夢見心地」の語義も生じた。》
〔名〕
(1) 〈(夢・幻・物語・死などと対比した)人間の暮らす現実の世界。〉 現実世界。この世。目覚めている世界。生きている状態。 (2) 〈(夢の中にいる状態と対比した)意識の明瞭な状態。〉 正気。人心地。目覚めた意識。夢から醒めた心地。現実認識能力。 (3) 〈(夢の中にいるかのように)意識が朦朧とした状態。(『古今和歌集』以降に「夢うつつ」の混同により生じた語義)〉 夢見心地。正体のない状態。無我夢中。我を忘れたさま。忘我の境地。
〔名〕
(1) 〈(夢・幻・物語・死などと対比した)人間の暮らす現実の世界。〉 現実世界。この世。目覚めている世界。生きている状態。 (2) 〈(夢の中にいる状態と対比した)意識の明瞭な状態。〉 正気。人心地。目覚めた意識。夢から醒めた心地。現実認識能力。 (3) 〈(夢の中にいるかのように)意識が朦朧とした状態。(『古今和歌集』以降に「夢うつつ」の混同により生じた語義)〉 夢見心地。正体のない状態。無我夢中。我を忘れたさま。忘我の境地。