水準=【A】/語義総数=<over8>/ブロック=[10]


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〈A〉 かた【方】
《原義は「(地理的な)方角」。明確な目的地に向けての強い指向性を持つ点で、類義語「」(=漠然とある方向を示す)とは異なる。が、人物の名指しを避け、その存在する方向を漠然と指すことで人称代名詞の代用とする用法は、「」に共通のものである。》
〔名〕
  (1) 〈(地理的な)ある一定の向き。〉 方向。方角。角度。方。向き。   (2) 〈(特定の物事が行なわれる)場。〉 場所。位置。地点。所。   (3) 〈(物事を論理的・分析的に切り分ける際の)向き、または、点。〉 方面。点。分野。範疇。筋。・・・畑。・・・関係。カテゴリー。箇所。論点。観点。視点。視座。ポイント。パースペクティブ。   (4) 〈(目的を果たすために)取るべき手筋。〉 手段。方法。打つ手。対処法。方法論。やり方。仕方。   (5) 〈(特定の現象・行動の)発生する時間帯。〉 頃合。折り。時分。時節。・・・の季節。・・・期。・・・頃。・・・の候。・・・するタイミング。   (6) 〈(複数の集団のうち)帰属する方の集団。〉 組。仲間。味方。連合。   (7) 〈(貴人への直接的言及を避けるため)場所に言及することで人を指す語。〉 ・・・のお方。・・・様。・・・殿。   (8) 〈(物事の展開について)直接的言及を避けてぼかして言う語。〉 どんな風。あんな風。そんな風。こんな風。・・・の趣。・・・な感じ。   
〔接尾〕
  (1) 〈(時を表す名詞に付いて)ある現象・行動が行なわれる時を指す。〉 ・・・の頃。・・・の折り。・・・の時節。・・・の候。・・・時。・・・期。   (2) 〈(対照的な複数のもののうち)帰属する側を表わす。〉 ・・・側。・・・方。・・・組。・・・軍。・・・グループ。   (3) 〈(多く、複数の)(人を表わす名詞に付いて)尊敬の意を表わす。〉 ・・・の方(々)。・・・様(達)。・・・御一行。諸・・・方。   (4) 〈(機能を表わす名詞に付いて)演じる役割を表わす。〉 ・・・役。・・・係。・・・担当。

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〈A〉 きこゆ【聞こゆ】
《古典的貴族社会では、意志性・主体性は「下賤の者の特性」であり、他者を介して事を為さしむるのが「尊い」ので、「自然に耳に入る」意の「聞こゆ」は、「意図的に尋ねずとも、自然にその耳に入る」=「(目下から目上に)申し上げる」の意を表わす謙譲語としても用いた。》
〔自ヤ下二〕 {え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・えよ}
  (1) 〈(物音や人の声が)自然に耳に届く。〉 聞こえる。耳に入る。   (2) 〈(人・物に関し)その話題が世間に広く伝わる。〉 に聞く。評判になる。世に知られる。世に喧伝される。   (3) 〈(見聞きした情報から)特定の様子であろうと判断される。〉 ・・・と感じられる。・・・に思われる。・・・と解釈できる。・・・に見受けられる。・・・のように受け取られる。   (4) 〈(否定形の「聞こえぬ」、あるいは完了助動詞を伴う「聞こえたる」の形で)(他者の行動・発言が、論理や慣習に照らして)理解可能である。〉 納得できる。訳がわかる。道理にう。意味が通る。筋が通っている。一理ある。   (5) 〈(ある特定の)臭いを漂わせる。〉 ・・・の臭いがする。・・・の香りがする。   
〔他ヤ下二〕 {え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・えよ}
  (1) 〈「言ふ」の謙譲語。〉 申し上げる。お話しする。お伝えする。   (2) 〈(人や役職の名を表わす語+格助詞「と」+「聞こゆ」の形で)名称を表わす。〉 ・・・という名である。・・・と申し上げる。・・・とお呼びする。世に・・・と称する。   (3) 〈(手紙などの)通信文を差し上げる。〉 お便り申し上げる。お手紙差し上げる。書簡を通じてお伝えする。   (4) 〈「願ふ」の謙譲語。〉 お願い申し上げる。意向をお伝えする。嘆願差し上げる。   
〔補動ヤ下二〕 {え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・えよ}
  (1) 〈(動詞の連用形に付けて)謙譲の意を表わす。〉 ・・・申し上げる。お・・・する。・・・させていただく。

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〈A〉 こころ【心】
《臓器としての「心臓」が原義。生命活動・精神活動全般の根源としての感覚は英語の「ハート」に近いが、”heart”=「情」/「理」=”mind”/「魂」=”soul・spirit”と英語では役割が分化するのに対し、古語の「心」は「情」・「理」(一部「魂」をも)を総括的に包含する語。》
〔名〕
  (1) 〈(形ある肉体的なものに対する)精神的なもの。〉 心。精神。   (2) 〈(外界との関係に於いて)特定の指向性を持って働く感情の動き。また、(その人物に特徴的な)精神傾向。〉 気持ち。気質。感情。情動。思念。思い。意志。意思。意向。思惑。心積もり。感じ方。気分。気性性分。性格。   (3) 〈(特に恋愛感情を含まず)感情移入し、相手のことを思って振る舞う優しい気持ち。また、(恋愛の対象として)相手のことを特別に思う気持ち。〉 いたわり。愛情。思いやり。気遣い。心遣い。配慮。顧慮。おもんばかり。優しさ。誠意。人情。情け。同情心。仏心。恋情。好意。情愛。思慕恋慕。想い。   (4) 〈(一定の基準に従って)物事を正常に判断することの出来る知性の働き。また、そうした知的判断が可能な精神状態。〉 理性。正気。知性。論理性。考え。思慮。分別。意識。正体。平常心。   (5) 〈(文芸的に価値あるものとされるような)物事をよく理解する心。〉 風流心。風情。風雅。雅心。優雅なみ。   (6) 〈(知的にえた)物事の最も重要な部分。〉 本質。根源。本源的意味。核心。中核。主旨。真意。   (7) 〈(物理的な)物事の中心、または、最も深い部分。〉 ど真ん中。最深部。中心。中央。中核。核心。深み。奥底。   (8) 〈(和歌の中に込められた、一見しただけではわからない)読み取るべき深い味わい。(技巧・題材・着想・主題などの客観的に論評可能な内容と、感動・趣といった主観的な内容の双方を含む)〉 趣意。情趣。趣向。真意。言わんとするところ。そのこころ。   (9) 〈(何らかの行動をしようと)思い立つこと。特に、仏道への帰依を決意すること。〉 やる気。発心その気。乗り気。出来心。信心。宗教心。

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〈A〉 さま【様】【方】
《組成的には、漠たる方向を示す「さ」+接尾語「ま」。幾多の語義を持つが、類義語「」の持つ確たる一点志向とは対照的な「曖昧さ・非特定性」が「」の持ち味である。》
〔名〕
  【様】   (1) 〈(外観上の)人・物事の漠然とした様態。〉 有様。姿形。見た感じ。様子。状況。状態。見た目。容姿。身なり。体裁   (2) 〈(具体性はないが)何となくそのように感じられる様子。〉 趣。趣向。風情。感じ。感覚。   (3) 〈(有形の文芸作品や無形の対話などを)正しく成立させるために必要な一連の様式。〉 形式。体系。手段。手法。手だて。方法。   (4) 〈(物事の)発生の契機となった状況。〉 事情。いわれ。訳。理由。   
〔接尾〕
  【様・方】   (1) 〈(名詞・代名詞に付いて)漠然とした方向を表わす。〉 ・・・の方。・・・の方向。・・・の方角。   (2) 〈(動詞の連用形に付いて)ある物事の発生時点と同時点に於いて他の物事が発生する意を表わす。〉 ・・・するや否や。・・・するとすぐに。ちょうど・・・の時に。
  【様】   (3) 〈(副詞などに付いて)様態を表わす。〉 ・・・な風に。・・・のように。・・・な感じで。   (4) 〈(中世以降)(人を表す語に付いて)敬意を表わす。〉 ・・・様。

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〈A〉 しる【知る】
《「理解する」・「区別する」・「経験する」・「知り合いである」・「男女関係にある」など、意味に広がりがあるが、いずれも英語の”know”の守備範囲と重なる。古語特有の語義としては、「言ひ知らず」(何とも言えず)のように不可能の意を添える補助動詞的用法がある。》
〔自ラ下二〕 {れ・れ・る・るる・るれ・れよ}
  (1) 〈(主に否定形の「人知れず」で)他者の知るところとなる。〉 知られる。気付かれる。言い当てられる。ばれる。認識される。   
〔自ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
  (1) 〈(知識・思考・感覚・想像といった)知力を用いて対象を理解する。〉 わかる。知る。   
〔他ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
  (1) 〈(知識・思考・感覚・想像といった)知力を用いて対象を理解する。〉 理解する。知る。わかる。   (2) 〈(異なる他の物事との)差を明確に認識する。〉 区別する。それと認める。見分けが付く。峻別する。差別化する。   (3) 〈(伝聞情報としてではなく)直接的に体験して対象の実情を知る。〉 経験する。身をもって知る。実地に体験する。直に見聞きしたことがある。   (4) 〈(非恋愛的関係として)社会的に人と関わる。〉 付き合いがある。関わり合う。親好がある。親しく交際している。知己を得る。   (5) 〈(恋愛の対象として)異性と関わる。〉 男と女の関係にある。付き合っている。恋人同士である。深い仲である。   (6) 〈(人・物に関して)保護・管理の責任をきちんと果たす。〉 世話をする。面倒を見る。責任を持つ。   (7) 〈(下に打消の語を伴って)可能(実質、不可能)の意を表わす。〉 ・・・することができる。・・・し得る。

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〈A〉 ひと【人】
《語義は極めて多岐亘るが、古語ならではの要注意語義は、凡人と対比しての「ひとかどの人物」、主君の命令に応じて動く「手下」、相手に直接的に呼び掛ける形の対称の人称代名詞「あなた」あたりであろう。》
〔名〕
  (1) 〈(無生物や他の動物と対比しての)人間。〉 人。人間。人類。ヒト。   (2) 〈(自分自身と対比しての)他の人間。〉 人々。他人。世間。世の人。ひとさま。   (3) 〈(その脈絡で話題に上っている)特定の人物。(多く、恋慕の対象について言う)〉 あの人。恋人。例の人。相手。彼。彼女。意中の人。   (4) 〈(世間並みの凡人と対比しての)立派な人材。〉 大人物。大物。偉人。有為の人材。有能な存在。   (5) 〈(子供と対比しての)一人前の人間。〉 大人。成人。   (6) 〈(主君に)命じられるがままに動く受動的存在としての人員。〉 使いの者。配下。手の者。従者。召使い。臣下。家臣。家来。   (7) 〈(他者と)人を区別したり規定したりする社会的属性。〉 身分。人柄。性質。性格。気立て。気性人品。家柄。   (8) 〈(動物の住処の山里と対比しての)人間が暮らす世界。また、人間が暮らしている気配。〉 人里。人気誰かいる感じ。   
〔代名〕
  (1) 〈対称の人称代名詞。〉 あなた。

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〈A〉 まゐる【参る】
上代「行く」「来」の謙譲語「参る」の連用形「まゐ」に「入る」が付いた「参入る」が転じた語。原義は「貴人の・貴所に行く」の謙譲語。他動詞としては「差し上げる」の謙譲語/「・・・(名詞)+参る」形で「・・・してさしあげる」/「飲食・着用・行為全般」の尊敬語となる。》
〔自ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
  (1) 〈(貴人の近くや貴所へ)「行く」の謙譲語。〉 参上する。う。参る。参内する。   (2) 〈(宮中や貴人の下で)仕事をさせていただく。〉 お仕えする。出仕申し上げる。御奉公する。勤めさせていただく。   (3) 〈(皇后・中宮女御などの立場で)天皇の妻として宮中に入らせていただく。〉 入内する。天皇のもとにぐ。   (4) 〈(寺社・陵墓など)神聖な場所に出向く。〉 参詣する。お参りする。でる。   (5) 〈「行く」・「来」丁重語。〉 参ります。行きます。来ます。出向きます。   
〔他ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
  (1) 〈(貴人に対して)「与ふ」・「る」の謙譲語。〉 差し上げる。献上する。   (2) 〈(行為の対象に敬意を表して)(「名詞+参る」の形で)「為」・「行ふ」の謙譲語。〉 ・・・して差し上げる。・・・申し上げる。・・・をさせていただく。   (3) 〈(行為主に敬意を表して)「為」・「行ふ」その他の動詞の尊敬語。〉 ・・・なさる。・・・しなさる。   (4) 〈「食ふ」・「飲む」・「着る」その他の動詞の尊敬語。〉 お召しになる。召し上がる。お食べになる。お飲みになる。着なさる。

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〈A〉 みゆ【見ゆ】
《主体的な「見る」に、自発・可能・受身の上代の助動詞「ゆ」を付けた語なので、自然発露的・受動的な語感がある(「結婚する」の語義が「女性限定」で、男の場合「見る」を使う点も象徴的だ)が、意図的に「出現する」/「(他者の目に)・・・であるように見せる」は例外。》
〔自ヤ下二〕 {え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・えよ}
  (1) 〈(こちらの意思とは無関係に、何らかの光景が)視界に飛び込んでくる。〉 見える。目に入る。目に映る。目に付く。   (2) 〈(形容詞・形容動詞の連用形に付いて、または「・・・と見ゆ」の形で)そのようなものとして目に映る意を表わす。〉 ・・・に感じられる。・・・に思われる。・・・に見える。・・・なようである。   (3) 〈(常識的なものとして)世の中に存在し、容易に確認できる。(多く「世に見えぬ」などの否定形で用いる)〉 世にある。よくある。見慣れた。普通の。当たり前の。   (4) 〈(人・物が)その姿を現わす。〉 出現する。出てくる。来る。現われる。登場する。来訪する。   (5) 「来」の尊敬語。〉 お越しになる。おいでなさる。いらっしゃる。来訪される。お運びになる。   (6) 〈(他者の目を意識して)作為的に振る舞って、相手に何らかの印象を与えようとする。〉 ・・・に見せかける。・・・のく振る舞う。人に・・・と思わせる。   (7) 〈(人と)顔を合わせる。〉 対面する。会見する。会う。行き会う。遭遇する。まみえる。   (8) 〈(女性が、男性と)夫婦として結ばれる。〉 妻となる。結ばれる。結婚する。夫婦となる。ぐ。

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〈A〉 よ【世・代】
《竹の「節」(現代では「ふし」だが古語では「よ」)と同音・同発想の語。成長の節目ごとに刻まれるこの「よ」を「時間的区切り」と意識して生じた語が「世・代」で、その根底にあるのは「画期」であって「区画」ではない(=時間系の語であって空間系の語ではない)。》
〔名〕
  (1) 〈(人が)生まれてから死ぬまでの間の時間・経験。または、その長さ。〉 一生。寿命。生涯。一代。年齢。齢。   (2) 〈(仏教語)前世(生まれる前の世)・現世(この世)・来世(生まれ変わる世)の三世。または、正法像法末法の三つの時代区分。〉 三世。前世。現世。来世。正法像法末法   (3) 〈(歴史的に)特定の支配者(天皇や将軍など)が君臨した時代として、他の時代と区分される時代。〉 ・・・期。時代。治世。年代。御代。世。代。   (4) 〈(社会的に)様々に移り変わる人間世界全般。また、(歴史的に)その時代特有の風潮によって他の時期とは区分される世の中。〉 世間。時勢。世の中。世間。浮き世。社会。風潮。動向。時世。流行。トレンド。   (5) 〈(人・物事が)今の状態とは異なる状態で存在したある特定の時。〉 時期。時節。季節。機会。・・・の折。・・・の際。・・・の時。・・・の頃。   (6) 〈(社会的に)人が置かれた立場の軽重。(経済的に)人の暮らしの状態。〉 境遇。貧福。身の上。身分。時の利。出世運。世の覚え。栄華。暮らし向き。貧富。   (7) 〈(地理・政治的に)人間が暮らす領域。〉 世界。この世。現世。天下。国。   (8) 〈(出家・隠遁した立場の人間から見て)世俗的欲望に満ちた世界、また、その世界の人々やその欲望。〉 俗世間。世俗的欲望。濁世   (9) 〈(経済学的に)生きるためにしなければならない営みや、その状態。〉 生活。暮らし向き。人生。暮らし。所帯。生計。家計。やりくり。身過ぎ。メシのタネ。仕事。生業。   (10) 〈(世間から見た)社会的な評価や位置付け。〉 世評名声。評判。評価。権勢。世の覚え。   (11) 〈(愛情の濃淡から見た)男女間の関係の緊密さ。〉 (夫婦)仲。恋人との関係。愛の情熱。恋愛温度。相手への熱意。

   29  ♪♪ <質問箱> [古語試験] 
〈A〉 よし【良し・好し・善し・吉し】
《十数種にも及ぶ語義があるが、基本的には、「善し悪し」の表現に見る通り、「よし」は「あし」と対を成して「積極的な好感・満足」を表わす語。「よし」の積極的讃辞に対し、消極的承認を表わす語が「よろし」で、その対義語は「わろし」、という図式も押さえておこう。》
〔形ク〕 {から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}
  (1) 〈(一般的に)好感が持て、高く評価できる。〉 素晴らしい。見事だ。立派だ。良い。優れている。優秀だ。   (2) 〈(主観的に)快感を伴う。〉 快い。心地良い。気持ちいい。好ましい。いい感じだ。好きだ。   (3) 〈(外見が)美麗で好感が持てる。〉 美しい。綺麗だ。見目麗しい。容姿が勝れている。   (4) 〈(論理・道義に照らして)間違っていない。〉 正しい。善良だ。正当だ。適正だ。合理的だ。理にっている。心正しい。倫理的だ。   (5) 〈(特定の物事を行なう上で)しっかり目的や用途に合致している。〉 相応しい。好都合だ。適切だ。妥当だ。便利だ。お似合いだ。うまく合っている。そぐう。っている。ぴったりだ。どんぴしゃだ。   (6) 〈(特定の物事に関して)対処する術をよくえている。〉 上手だ。有能だ。巧みだ。巧妙だ。うまい。得意だ。手慣れている。   (7) 〈(特定の物事を行なう上で)偶然、良い条件が整っている。〉 縁起がよい。吉兆だ。巡り合わせがよい。   (8) 〈(経済的に)潤っており、勢いがある。〉 富裕だ。裕福だ。豊かだ。金持ちだ。盛んだ。栄えている。羽振りがよい。   (9) 〈(社会的に)高い地位にある。〉 高貴だ。身分が高い。尊い御方だ。   (10) 〈(社会的地位の高さに伴う知的卓越性に言及して)物事やその道理をよくえている。〉 聡明だ。知的だ。賢い。見識が高い。教養がある。   (11) 〈(人と)良好な社会的関係を保っている。〉 親しい。親密だ。仲がよい。   (12) 〈(「とも」や「ても」に続けて)そのようにしても問題はない。〉 ・・・してかまわない。・・・してよい。問題なく・・・できる。差し支えない。支障はない。   (13) 〈(動詞の連用形に続けて、補助動詞的に)容易にそうすることができる意を表わす。〉 ・・・(し)易い。楽に・・・できる。きちんと・・・できる。

   30  ♪♪ <質問箱> [古語試験] 
〈A〉 わたる【渡る】
《海洋を古語では「」・「わたつうみ・わたつみ・わだつみ=海つ霊」と呼ぶが、これと同根語で、広い空間をこちら側からあちら側へ直線的に移動する意を表わす語が「渡る」。空間移動を原義としつつ、派生的に、時間的広がりにも言及する様々な語義を持つ。》
〔自ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
  (1) 〈(川・海・湖など)水面上を、こちら側からあちら側へと直線的に移動する。〉 渡航する。渡る。越える。   (2) 〈(太陽・月などの天体や鳥が)空を移動する。〉 空を横切る。飛ぶ。滑空する。飛翔する。   (3) 〈(部屋や家、他者のいる場所へと)地上を、特定の目的地へ向けて移動する。〉 行く。来る。移る。渡る。移動する。訪ねる。訪問する。来訪する。   (4) 〈(部屋や家、他者のいる前を)立ち止まることなくそのまま移動を続ける。〉 通過する。素通りする。行き過ぎる。通る。   (5) 〈(影響や効力が)特定の範囲に広がる。〉 広く通じる。及ぶ。当てはまる。適合する。該当する。   (6) 〈(中世以降、多く「わたらせたまふ」の形で)「あり」・「をり」の尊敬語。〉 いらっしゃる。おいでになる。あられる。おられる。   (7) 〈(時間的に)一定の期間を送る。〉 過ごす。年月を経る。送る。暮らす。   
〔補動ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
  (1) 〈(動詞の連用形に付いて)広い空間的・時間的範囲にまたがる意を表わす。〉 広く・・・する。長い間・・・する。一面に・・・する。・・・し続ける。

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〈A〉 ゐる【居る】
《「立居振舞」の表現に見る通り、「立つ」の対義語が「居る」。「座っている」・「動かず一箇所留まる」・「ある場所に一時的/恒常的に存在する」・「ある地位に就く」・「ある場所に自然物が生じる」など、語義は多様。「腹が/をゐる」(激情の鎮静)の意にも要注意。》
〔自ワ上一〕 {ゐ・ゐ・ゐる・ゐる・ゐれ・ゐよ}
  (1) 〈(人が)や腰を曲げた姿勢で一箇所にまる。〉 座る。しゃがむ。腰を下ろす。   (2) 〈(鳥・雲・波などの)自然界の存在が、動かず一箇所にまる。また、動きを止める。〉 じっとしている。止まっている。かかっている。とどまる。止む。静まる。   (3) 〈(特定の場所に)一時的または恒常的に存在する。〉 居る。住む。居合わせる。滞在する。まる。居留する。居住する。   (4) 〈特定の地位に就く。(天皇・皇后・斎宮などの位についていう)〉 ・・・である。・・・になる。   (5) 〈(氷柱・水草など)自然界の存在が、特定の場所に生じる。〉 発生する。生育する。できる。生える。   (6) 〈(「がゐる」の形で)高ぶった感情がおさまる。〉 立腹がおさまる。激情が鎮まる。怒りが冷める。   
〔他ワ上一〕 {ゐ・ゐ・ゐる・ゐる・ゐれ・ゐよ}
  (1) 〈(「をゐる」の形で)何らかの行動によって、高ぶった感情をおさめる。〉 鬱憤を晴らす。腹いせをする。怒りを鎮める。怒りを冷ます。   
〔補動ワ上一〕 {ゐ・ゐ・ゐる・ゐる・ゐれ・ゐよ}
  (1) 〈(動詞の連用形に付けて)動作が継続している意を表わす。〉 ・・・し続ける。ずっと・・・している。

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