やがて【軈て・頓て】〔副〕

   [1358] やがて【軈て・頓て】〔副〕

〈A〉 やがて【軈て・頓て】
《二つの動作・状態に注目して、両者の間に何の質的なたりもない/時間的たりがない、が原義。時間的たりに言及する語義としては「すぐさま」が古典時代の主流で、現代語にも残る「しばらく経ってから」の語義は中世以降に生じたもの。》
〔副〕
  (1) 〈ある事態と同時に、異なる事態が進行するさまを表わす。〉 その状態でずっと。そのまま。引き続き。   (2) 〈ある物事が、他の物事と連続していたり、共通性がある意を表わす。〉 さながら。あたかも。まるで。まったく。そっくり。   (3) 〈異なる物事どうしが、論理的・実質的に見て同一のものである意を表わす。〉 即ち。つまり。他でもない。まさに。   (4) 〈ある事態の発生から、時間的に間を置かずに異なる事態が発生する意を表わす。〉 すぐさま。ただちに。たちまち。即座に。ほぼ同時に。   (5) 〈(中世以降の語義)ある事態の発生から、ある程度の時間が経過してから、異なる事態が発生する意を表わす。〉 間もなく。じきに。その後。しばらくして。やがて。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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