▲ ♪ ▽ 20 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験]
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〈B〉
おとづる【訪る】
《語源的には「音」+「連る」で「相手への音信・訪問を、連続的に行なう」が原義。「音」を巡る同義語として「音なふ・訪なふ」もあり、「馴染みの相手とのよしみを御無沙汰なしに継続するための訪問・音信」の含みは両語に共通する。》
〔自ラ下二〕 {れ・れ・る・るる・るれ・れよ}
(1) 〈(馴染みの相手との交際のために)自ら出向いて会いに行く。〉 訪問する。訪れる。訪ねる。来訪する。御邪魔する。 (2) 〈(交際のある相手に)手紙を通じて近況を尋ねる。〉 お便りを出す。お手紙する。安否を尋ねる。音信を交わす。一筆啓上する。 (3) 〈(自分の存在を相手に知らせるために)音や声を立てる。〉 物音を立てる。声を上げる。呼び掛ける。鳴く。叫ぶ。騒ぎ立てる。
〔自ラ下二〕 {れ・れ・る・るる・るれ・れよ}
(1) 〈(馴染みの相手との交際のために)自ら出向いて会いに行く。〉 訪問する。訪れる。訪ねる。来訪する。御邪魔する。 (2) 〈(交際のある相手に)手紙を通じて近況を尋ねる。〉 お便りを出す。お手紙する。安否を尋ねる。音信を交わす。一筆啓上する。 (3) 〈(自分の存在を相手に知らせるために)音や声を立てる。〉 物音を立てる。声を上げる。呼び掛ける。鳴く。叫ぶ。騒ぎ立てる。
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〈B〉
およすく【およすく】
《「およすく/およすぐ/およずく」のいずれが正しいか清濁不明の語。老化を意味する「老ゆ」の他動詞形「老よす」に様態を示す「気」を付けた「およすげ」の形容動詞を、動詞のごとく用いたもので、その語源的来歴ゆえに「およすけ」の連用形以外での使用例は皆無。》
〔自カ下二〕 {け・け・く・くる・くれ・けよ}
(1) 〈(子供が)次第に大人になって行く。〉 成長する。成人する。大きくなる。大人になる。一人前に育って行く。 (2) 〈(若年者が)あたかも大人のように見える、または、振る舞う。〉 大人びる。大人ぶる。ませる。背伸びする。いっちょまえの顔をする。 (3) 〈(加齢により)老人特有の症状を示す。(実年齢以上に)老人風に思われる。〉 老ける。地味である。老けて見える。年寄り臭い。じじくさい。ばばくさい。目立たない。
〔自カ下二〕 {け・け・く・くる・くれ・けよ}
(1) 〈(子供が)次第に大人になって行く。〉 成長する。成人する。大きくなる。大人になる。一人前に育って行く。 (2) 〈(若年者が)あたかも大人のように見える、または、振る舞う。〉 大人びる。大人ぶる。ませる。背伸びする。いっちょまえの顔をする。 (3) 〈(加齢により)老人特有の症状を示す。(実年齢以上に)老人風に思われる。〉 老ける。地味である。老けて見える。年寄り臭い。じじくさい。ばばくさい。目立たない。
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〈B〉
きんだち【公達・君達】
《人への敬称としての「君」に、敬意を込めた複数語尾の「達」を付けた「きみたち」の撥音便形で「きむだち」とも書く。元来は複数形だが、単数で用いられる場合もある。平家一門の子息=「公達」/源氏一門の子息=「御曹司」という使い分けも覚えておきたい。》
〔名〕
(1) 〈(単複両用で)上流貴族の男子(稀に女子)を指す。特に、平氏の男子。(源氏の「御曹司」に対する呼称)〉 上流階層の御子息(稀に娘)。貴公子。御曹司。良家の娘さん。深窓の御令嬢。 (2) 〈(天皇以外の)皇族の高貴な方々。〉 皇孫。皇子。親王。諸王。 (3) 〈(代名詞的に用いて)(単複両用で)眼前の相手を敬って呼ぶ語。〉 あなたがた。貴方様。諸君。みなさん。
〔名〕
(1) 〈(単複両用で)上流貴族の男子(稀に女子)を指す。特に、平氏の男子。(源氏の「御曹司」に対する呼称)〉 上流階層の御子息(稀に娘)。貴公子。御曹司。良家の娘さん。深窓の御令嬢。 (2) 〈(天皇以外の)皇族の高貴な方々。〉 皇孫。皇子。親王。諸王。 (3) 〈(代名詞的に用いて)(単複両用で)眼前の相手を敬って呼ぶ語。〉 あなたがた。貴方様。諸君。みなさん。
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〈B〉
さらに【更に】
《「更に」の語形で現代語に残るのは「追加する形で」の語義のみであるが、「趣を変えて新たに」の語義は「真っ新」の形で残り、「否定の意を強調する」語義は「さらさら・・・ない」の表現に引き継がれているので、いずれも「さら」に絡めて覚えておけばよい。》
〔副〕
(1) 〈(既にある状態に)何かを追加する形で、の意を表わす。〉 更にまた。その上。重ねて。益々。いよいよ。 (2) 〈(既に行なわれた物事を)趣を変えて新たに、の意を表わす。〉 再び。再度。今一度。もう一度。改めて。新規に。真っ新の状態から。 (3) 〈(下に打消の語を伴って)否定の意を強調する。〉 全然・・・ない。少しも・・・ない。決して・・・ない。
〔副〕
(1) 〈(既にある状態に)何かを追加する形で、の意を表わす。〉 更にまた。その上。重ねて。益々。いよいよ。 (2) 〈(既に行なわれた物事を)趣を変えて新たに、の意を表わす。〉 再び。再度。今一度。もう一度。改めて。新規に。真っ新の状態から。 (3) 〈(下に打消の語を伴って)否定の意を強調する。〉 全然・・・ない。少しも・・・ない。決して・・・ない。
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〈B〉
ざる【戯る】
《「あざる」の略形で、普通と違う目立ち方に言及する点は同じだが、それを気の利いた振る舞いとして好意的に捉えていて、その語感は現代語「駄洒落」・「オシャレ」に引き継がれている。》
〔自ラ下二〕 {れ・れ・る・るる・るれ・れよ}
(1) 〈(真剣でなく)軽い気持ちで楽しげに事を為す。〉 ふざける。はしゃぐ。戯れる。遊び心でやる。 (2) 〈男女間の恋愛事情によく通じている。また、好色そうに見える。〉 世慣れている。なまめかしい。艶っぽい。色っぽい。あだっぽい。いかにも好きそうだ。 (3) 〈(見た目が)美的感覚・芸術的嗜好に訴える魅力を持っている。〉 洒落ている。オシャレだ。風流だ。風雅な趣がある。趣深い。
〔自ラ下二〕 {れ・れ・る・るる・るれ・れよ}
(1) 〈(真剣でなく)軽い気持ちで楽しげに事を為す。〉 ふざける。はしゃぐ。戯れる。遊び心でやる。 (2) 〈男女間の恋愛事情によく通じている。また、好色そうに見える。〉 世慣れている。なまめかしい。艶っぽい。色っぽい。あだっぽい。いかにも好きそうだ。 (3) 〈(見た目が)美的感覚・芸術的嗜好に訴える魅力を持っている。〉 洒落ている。オシャレだ。風流だ。風雅な趣がある。趣深い。
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〈B〉
てならひ【手習ひ】
《現代語では「六十の手習い」(老いて後になお初心者として技芸修得に挑戦すること)の形で残るが、古語の場合、習う物事は「習字」だけに限定されず、学問や稽古事全般の「修練」の意や、(主として和歌を)気の向くままに書き散らす「落書き」の意もある。》
〔名〕
(1) 〈文字を書く練習。〉 習字。手習い。字の稽古。 (2) 〈(学問・稽古事全般に)打ち込むこと。〉 修練。練習。稽古。鍛錬。修行。努力。 (3) 〈(主として和歌などを)気の向くままに紙に書き散らすこと。また、そうして書いた物。〉 走り書き。落書き。書き流し。乱れ書き。慰み書き。
〔名〕
(1) 〈文字を書く練習。〉 習字。手習い。字の稽古。 (2) 〈(学問・稽古事全般に)打ち込むこと。〉 修練。練習。稽古。鍛錬。修行。努力。 (3) 〈(主として和歌などを)気の向くままに紙に書き散らすこと。また、そうして書いた物。〉 走り書き。落書き。書き流し。乱れ書き。慰み書き。