▲ | ▼ [142] 【おひさき見ゆ】で見えてるものは?
「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.408【生ひ先見ゆ】
———-
「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.408【生ひ先見ゆ】
「もう先は見えてる」+「老い先短き我が身かな」÷2=「おひさきみゆ・・・老後の人生真っ暗け」と誤解する人が多そうな古語だが、「生ひ先見ゆ」の実際の意味は「成長した先の人生に於いて、輝くばかりに立派になっている人物の姿が、今からもう見えるようだ」である。
古文での使い方の多くは、「まだ幼い女の子」の姿に「美人に成長した女性」の姿が二重写しになって見えるというもの(光源氏の将来の妻となる「紫の上」の、「若紫」時代の描写など)だから、前途有望な未来の美女を、若い身空で惜らしなびさせたりせぬように。
似たような古語に「生ひ先籠る」がある。「前途有望」の意味であって、「成人後、部屋に引き籠もる」のような脱線解釈はせぬように。
古文での使い方の多くは、「まだ幼い女の子」の姿に「美人に成長した女性」の姿が二重写しになって見えるというもの(光源氏の将来の妻となる「紫の上」の、「若紫」時代の描写など)だから、前途有望な未来の美女を、若い身空で惜らしなびさせたりせぬように。
似たような古語に「生ひ先籠る」がある。「前途有望」の意味であって、「成人後、部屋に引き籠もる」のような脱線解釈はせぬように。
———-
コメント (1件)