▲ | ▼ [550] 【眺め】と【長雨】の短めの解題
「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.【眺め】
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「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.【眺め】
「遠くを見る目」は、今も昔も「ぼぉーっと放心状態」であって、「長+目→眺め」は「一点に焦点を定めることなく全体を見渡すパノラマ的展望」と同時に「意識の焦点の定まらぬ漫然たる物思い」につながる語である。「長+息→ながいき→なげき→嘆き」の「長ーく尾を引く感じ」に似ているが、この「長々・延々」の感じは、「ながめ」と同音の「長雨(ながあめ)」にもある;ので、古来、和歌の中では「ながめ・・・降り続く長い雨に降り込められて、部屋の中で一人、模様眺め・・・焦点も定まらぬ視線ととりとめもない物思いにご機嫌斜め・・・それにしてもよく降る雨・・・延々といつまで続くのかしら・・・この私の憂鬱も(ぇーん、ぇーん)・・・」といった感じの「長雨/眺め」の掛詞的展開がよく見られた。
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