| ▼ [1] 【あいなう】?You know, 「あや」無う、「愛」=NO, 例のあいのこ和語
「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.1269【あいなし】
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「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.1269【あいなし】
いかにも日本語らしいまぜこぜ語義を持つ「あいなし」は、「あや=文=論理的に割り切れる特性」が「無し」と見れば「間違いだ、不当だ、それはよくない」となり、「あひ=愛・合ひ=心情的に対象に吸い寄せられてピタリ張り付く感覚」があるかと問われて「NO!」と言いたい感じなら「気に入らない、自分の感性には合わない、まるでイケてない」の意味となる。
極めて理知的・論理的な「文無し」と、純粋に主観的な感情語としての「愛無し・合無し」という、水と油みたいな語義が平然と共存しているあたりが、東洋・西洋・漢字・横文字・古代・現代・仏式・神前式、なにもかもチャンポン取り混ぜ渾然一体の形で取り澄まして存在している不思議の国ニッポンの(外人の目で見た)無秩序特性に「ぴたり合致」していて「論理もへったくれもない」感じだが、もひとつオマケにこの語の場合、連用形「あいなく」の形(というより多くはそのウ音便「あいなう」の形)でやたらめったら文中で乱用される「とにかくもう・・・なんですから」の強調的副詞表現としての出番が非常に多い。
現代日本語の「超~~!」の感じと言うべきか、もう少し学術的に「いたう(甚う)」や「のみ」にも類する「ただの強調的言辞であるから、無理矢理訳そうと思わぬほうがいい場合も多い」としておくべきか、この「あいのう」、とにかく古文によく出てくるから、早晩諸君も「I know…例の無節操なやつね」ということになるであろう。
極めて理知的・論理的な「文無し」と、純粋に主観的な感情語としての「愛無し・合無し」という、水と油みたいな語義が平然と共存しているあたりが、東洋・西洋・漢字・横文字・古代・現代・仏式・神前式、なにもかもチャンポン取り混ぜ渾然一体の形で取り澄まして存在している不思議の国ニッポンの(外人の目で見た)無秩序特性に「ぴたり合致」していて「論理もへったくれもない」感じだが、もひとつオマケにこの語の場合、連用形「あいなく」の形(というより多くはそのウ音便「あいなう」の形)でやたらめったら文中で乱用される「とにかくもう・・・なんですから」の強調的副詞表現としての出番が非常に多い。
現代日本語の「超~~!」の感じと言うべきか、もう少し学術的に「いたう(甚う)」や「のみ」にも類する「ただの強調的言辞であるから、無理矢理訳そうと思わぬほうがいい場合も多い」としておくべきか、この「あいのう」、とにかく古文によく出てくるから、早晩諸君も「I know…例の無節操なやつね」ということになるであろう。
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