▲ ♪ ▽ 38 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験]
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〈C〉
せうと【兄人】
《女性から見た兄弟・夫・恋人など、親密な男性を指す「兄・背」に「人」を付けた「兄人・背人」のウ音便形。平安期には、女性から見た「兄・弟」または、それに擬すべき「親密な男性」を指した。後に「男の兄弟」の意が加わり、やがて「兄」のみに限定されるようになる。》
〔名〕
(1) 〈(女性から見た)男の兄弟。〉 兄。弟。兄弟。 (2) 〈(女性からの視点ではなく、一般的に)男の兄弟。後代には、兄。〉 男兄弟。兄。お兄さん。兄貴。兄者。 (3) 〈(女性から見た)親しい関係の男性。〉 特別親しい男性。いい人。
〔名〕
(1) 〈(女性から見た)男の兄弟。〉 兄。弟。兄弟。 (2) 〈(女性からの視点ではなく、一般的に)男の兄弟。後代には、兄。〉 男兄弟。兄。お兄さん。兄貴。兄者。 (3) 〈(女性から見た)親しい関係の男性。〉 特別親しい男性。いい人。
▲ ♪ ▽ 68 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験]
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〈C〉
よになし【世に無し】
《否定的には「死んでしまって既にこの世の人ではない」・「人並み以上の存在として世間で扱われていない」の意で、「世に有り」の対義語となる。その一方で、「世の中に比べものになるものが他に存在しないほど優れている」という強調的賛辞にもなる。》
〔連語〕 《よ〔名〕+に〔格助〕+なし〔形ク〕》
(1) 〈死んでしまって既にもうこの世にいない。〉 今は亡き。死んだ。故人の。亡。 (2) 〈同じものが他に存在しないほど優れている。〉 比類なき素晴らしさだ。稀に見るものだ。類い希だ。比べものにならぬほど立派だ。並ぶものがない。この上もない。抜群だ。最高だ。ダントツだ。 (3) 〈一人前の人物ではないとして世間から黙殺されている。〉 取るに足らない。小者の。小人物の。名もない。無名の。軽い身分の。下っ端の。
〔連語〕 《よ〔名〕+に〔格助〕+なし〔形ク〕》
(1) 〈死んでしまって既にもうこの世にいない。〉 今は亡き。死んだ。故人の。亡。 (2) 〈同じものが他に存在しないほど優れている。〉 比類なき素晴らしさだ。稀に見るものだ。類い希だ。比べものにならぬほど立派だ。並ぶものがない。この上もない。抜群だ。最高だ。ダントツだ。 (3) 〈一人前の人物ではないとして世間から黙殺されている。〉 取るに足らない。小者の。小人物の。名もない。無名の。軽い身分の。下っ端の。