▲ ♪ ▽ 5 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験] 「古語随想」
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〈B〉
そむく【背く】
《「背」+「向く」(=対象に背を向ける)が原義。「後方や側方を向く・向かせる」・「離れる」といった物理的な語義の他、心理的な「反逆する」・「離反する」、宗教的脈絡での(主に「世を背く」の形での)「俗世を捨てて仏門に入る」の語義がある。》
〔自カ四〕 {か・き・く・く・け・け}
(1) 〈(空間的に)後方・側方を向く。〉 背を向ける。横を向く。後ろ向きになる。振り返る。 (2) 〈(心理・行動の上で)相手の立場に同調しない。〉 逆らう。反対する。反目する。反抗する。背く。 (3) 〈(空間的距離に言及して)それまで一緒にいた人から遠い場所に行く。〉 離別する。離れる。別れる。去る。 (4) 〈(多く「世をそむく」の形で)俗世間を捨てて、仏門に入る。〉 出家する。隠遁する。僧になる。尼になる。隠者となる。世捨て人として暮らす。
〔他カ下二〕 {け・け・く・くる・くれ・けよ}
(1) 〈(空間的に)後方・側方を向かせる。〉 背ける。逸らす。背を向かせる。横を向かせる。後ろ向きにする。振り返らせる。 (2) 〈(心理的に)相手と同じ立場に身を置くことができない。〉 離反する。心を離す。見捨てる。見限る。同調できない。付いて行けない。
〔自カ四〕 {か・き・く・く・け・け}
(1) 〈(空間的に)後方・側方を向く。〉 背を向ける。横を向く。後ろ向きになる。振り返る。 (2) 〈(心理・行動の上で)相手の立場に同調しない。〉 逆らう。反対する。反目する。反抗する。背く。 (3) 〈(空間的距離に言及して)それまで一緒にいた人から遠い場所に行く。〉 離別する。離れる。別れる。去る。 (4) 〈(多く「世をそむく」の形で)俗世間を捨てて、仏門に入る。〉 出家する。隠遁する。僧になる。尼になる。隠者となる。世捨て人として暮らす。
〔他カ下二〕 {け・け・く・くる・くれ・けよ}
(1) 〈(空間的に)後方・側方を向かせる。〉 背ける。逸らす。背を向かせる。横を向かせる。後ろ向きにする。振り返らせる。 (2) 〈(心理的に)相手と同じ立場に身を置くことができない。〉 離反する。心を離す。見捨てる。見限る。同調できない。付いて行けない。
▲ ♪ ▽ 8 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験]
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〈B〉
はかる【量る・計る・測る・図る・企る・謀る】
《一回の農作業で植え付けたり刈り取ったりするべき仕事量を意味する「はか」の動詞化。頭の中での知的推測の語義としては「計測」・「想像」・「推量」、他者を巻き込んでの社会学的計画の意だと「相談」・「画策・待機」・「謀略」などとなる。》
〔他ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
(1) 〈(重さ・長さ・範囲・数・量などについて)具体的に計数化する。〉 測定する。見積もる。計算する。算出する。算盤を弾く。 (2) 〈(未だ出現していない未来や、証拠がない過去の事態について)どんなものになりそうか頭の中で思い描く。〉 想像する。予測する。予想する。想定する。当たりをつける。 (3) 〈(直接には表現されない他者の心理や、詳しくは知らない状況について)どんな感じかを頭の中で思い描く。〉 推量する。推し量る。推測する。おもんばかる。 (4) 〈事を為すための方法を考えたり、機会を窺ったりする。〉 画策する。機を待つ。計画する。計略を立てる。企画する。企図する。企てる。図る。機を窺う。よい時を選ぶ。 (5) 〈他者を欺くことを目的として各種の手段を講じる。〉 謀略を巡らす。はかりごとを企てる。謀反する。欺く。騙す。 (6) 〈(事を為すためや事態の収拾のために)他者と会って話をする。〉 相談する。協議する。意見を聞く。諮る。
〔他ラ四〕 {ら・り・る・る・れ・れ}
(1) 〈(重さ・長さ・範囲・数・量などについて)具体的に計数化する。〉 測定する。見積もる。計算する。算出する。算盤を弾く。 (2) 〈(未だ出現していない未来や、証拠がない過去の事態について)どんなものになりそうか頭の中で思い描く。〉 想像する。予測する。予想する。想定する。当たりをつける。 (3) 〈(直接には表現されない他者の心理や、詳しくは知らない状況について)どんな感じかを頭の中で思い描く。〉 推量する。推し量る。推測する。おもんばかる。 (4) 〈事を為すための方法を考えたり、機会を窺ったりする。〉 画策する。機を待つ。計画する。計略を立てる。企画する。企図する。企てる。図る。機を窺う。よい時を選ぶ。 (5) 〈他者を欺くことを目的として各種の手段を講じる。〉 謀略を巡らす。はかりごとを企てる。謀反する。欺く。騙す。 (6) 〈(事を為すためや事態の収拾のために)他者と会って話をする。〉 相談する。協議する。意見を聞く。諮る。
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〈B〉
ひま【隙・暇】
《物の割れ目の意の「ひ」(「ひび割れ」の「ひ」)に「間」を付けた「物と物の間に出来た物理的空間」が原義。これが時間的空白に転じ、活動と活動の「合間」、有意な活動をせずにいる「余暇」、余剰時間の中から生まれる「余裕」を初めとする様々な語義が生まれた。》
〔名〕
(1) 〈物と物の間の空間。〉 隙間。裂け目。割れ目。空間。 (2) 〈(一連の仕事・行動の間に)一時的に活動が停止する時間。〉 合間。小休止。空き時間。閑暇。休憩。ブレーク。ひまな時間。休み時間。 (3) 〈(仕事や、意味のある行為をせずに)休んでいる時間。〉 余暇。暇。休み。休暇。休職。仕事休み。バケーション。 (4) 〈(時間が十分にあることからくる)精神的に余裕のある感覚。〉 ゆとり。余裕。寛ぎ。ゆったりした気分。リラックス感覚。 (5) 〈(他者との心理的距離感や、緊張感の欠如など)人の心に生じる隙間。〉 不和。油断。不仲。疎遠な感じ。煙ったさ。心の隙。気の緩み。 (6) 〈(事を為す上で)ちょうどよい時。〉 好機。機会。機。折。場面。ついで。
〔名〕
(1) 〈物と物の間の空間。〉 隙間。裂け目。割れ目。空間。 (2) 〈(一連の仕事・行動の間に)一時的に活動が停止する時間。〉 合間。小休止。空き時間。閑暇。休憩。ブレーク。ひまな時間。休み時間。 (3) 〈(仕事や、意味のある行為をせずに)休んでいる時間。〉 余暇。暇。休み。休暇。休職。仕事休み。バケーション。 (4) 〈(時間が十分にあることからくる)精神的に余裕のある感覚。〉 ゆとり。余裕。寛ぎ。ゆったりした気分。リラックス感覚。 (5) 〈(他者との心理的距離感や、緊張感の欠如など)人の心に生じる隙間。〉 不和。油断。不仲。疎遠な感じ。煙ったさ。心の隙。気の緩み。 (6) 〈(事を為す上で)ちょうどよい時。〉 好機。機会。機。折。場面。ついで。