す【為】〔自サ変〕〔他サ変〕〔補動サ変〕

   [796] す【為】〔自サ変〕〔他サ変〕〔補動サ変〕

〈A〉 す【為】
《現代語の「する」/英語の”do”に相当し、それ自体には殆ど意味がなく、「・・・な心地す」(・・・な気分がする)のように、直前語句(前例では”心地“)の意味を借りねば記述が成立せぬ語。逆に言えば、直前の名詞(目的語)に動詞性を添える補助動詞的な語が「為」である。》
〔自サ変〕 {せ・し・す・する・すれ・せよ}
  (1) 〈(自らの意志によらない)何らかの動作・状態が起こる。また、その動作・状態が自然的に認識・感得される。〉 ・・・する。・・・がする。・・・と感じる。・・・に思われる。   (2) 〈他の自動詞の代用として用いる。〉 ・・・する。   (3) 〈(「・・・むとす」の形で)(意志的、または自然発生的に)何らかの動作を起こそうとする。または、何らかの状態が起ころうとする。〉 ・・・しようとする。・・・しそうになる。・・・しようと思う。・・・することを望む。今や・・・としている。まさに・・・せんとする。   
〔他サ変〕 {せ・し・す・する・すれ・せよ}
  (1) 〈(意志的に)何らかの動作・行動を取る。〉 ・・・する。・・・をやる。・・・を行なう。   (2) 〈他の他動詞の代用として用いる。〉 ・・・する。   (3) 〈(形容詞・形容動詞の連用形、名詞+格助詞「に」・「と」の下に付いて)そのようなものと判断・形容・処遇する。〉 ・・・とする。・・・とみなす。・・・と言う。・・・と思う。・・・と考える。・・・として扱う。   
〔補動サ変〕 {せ・し・す・する・すれ・せよ}
  (1) 〈(動詞の連用形+係助詞・副助詞の下に付いて)上の動詞の意味を強調したり、別の意味を添える。〉 ・・・する。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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