さうなし【左右無し】【双無し】〔形ク〕

   [664] さうなし【左右無し】【双無し】〔形ク〕

〈A〉 さうなし【左右無し】【双無し】
《語源も宛字も意味も違う古語の一揃い。「左右無し」なら「(あれこれ迷うこともなく)すんなり事が運ぶさま」及び「(深く物事を考えもせず)慌ててするさま」の意、「双無し」だと「並ぶものがないほど凄い」の意。ひらがな表記の場合は脈絡に応じて解釈し分ける必要がある。》
〔形ク〕 {から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}
【左右無し】   (1) 〈(あれこれ迷ったりすることもなく)すんなりと事が運ぶさま。〉 たやすい。容易だ。造作もない。ためらわず・・・。すんなり・・・。すらすら・・・。あっさりと・・・。何ということもなく・・・。何も考えず・・・。一も二もなく・・・。   (2) 〈(深く物事を考えることもなく)慌ててするさま。〉 後先も考えない。大慌てだ。何が何だかわからない。あたふた・・・。どたばた・・・。パニクって・・・。
  【双無し】   (3) 〈(比較の対象が存在しないほどに)超絶的に優れている。〉 この上なく素晴らしい。比類がない。比べようがない。無類のものだ。例えようもない。並ぶものがない。天下無双だ。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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