なむ【なむ】〔連接語〕

   [1070] なむ【なむ】〔連接語〕

〈A〉 なむ【なむ】
『接続:{連用形}』 《語形は係助詞(体言・助詞接続)・終助詞(未然形接続)の「なむ」と同じ。連用形に接続し、意味は連語「てむ」とほぼ同じ。動作の主体が自身の場合「強い意志」、他者の場合「確信のある推量」/「軽い命令・願望」、いずれにも限定されぬ用法としては「高い可能性」/「妥当性の判断」の意となる。》
〔連接語〕 《ぬ〔助動ナ変型〕完了+む〔助動マ四型〕推量》
  (1) 〈(確信のある推量)(主語は、多く、自分以外)直前の動作が必ず行なわれるであろうという推量を表わす。〉 必ずや・・・に違いない。きっと・・・だろう。・・・であると見て間違いない。   (2) 〈(強い意志)(主語は自分自身)直前の動作を必ず行なおうとする意志を表わす。〉 必ず・・・しよう。きっと・・・するつもりである。是非とも・・・したい。   (3) 〈(高い可能性)(主語は自身/他者双方あり得る)直前の動作が可能であるとの確信を表わす。〉 きっと・・・できるだろう。どうやら・・・できそうだ。   (4) 〈(妥当性の判断)(特定の主語に限定されない客観的観測として述べる)直前の動作が行なわれるのが妥当であるとの判断を表わす。〉 ・・・すべきだ。・・・するのが適当だ。当然・・・であろう。   (5) 〈(軽い命令・願望)(主語は自分以外。多く「なむや」の形で)直前の動作を他者が行なうことを望む意を婉曲に表わす。〉 ・・・してはくれまいか。・・・というわけには行かないか。・・・してはどうか。   (6) 〈(仮定)(連体修飾語を形成し、直後に仮定の語を伴って)直前の動作が実際に行なわれた場合を想定する。〉 もし・・・したならば。仮に・・・だとすると。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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