くすし【奇し・霊し】〔形シク〕

   [519] くすし【奇し・霊し】〔形シク〕

〈B〉 くすし【奇し・霊し】
《同じ表記の「奇し」、あるいは「薬」同根語で、「人智を越えた不思議さを持つ」が原義。この超自然的現象への畏敬の念が次第に薄れ、中古以降は「理解不能」の語感が強くなり、「普通と違っていて、親しみが持てない」という否定的語義も加わった。》
〔形シク〕 {しから・しく/しかり・し・しき/しかる・しけれ・しかれ}
  (1) 〈(畏敬の念を込めて)人智を越えた神秘的なさまを表わす。〉 神秘的だ。不思議だ。不可思議だ。神秘的だ。摩訶不思議だ。霊妙だ。超自然的だ。この世のものとも思われぬ。   (2) 〈(否定的に)自分にとって理解不能なものへの違和感を表わす。〉 へんてこな感じだ。奇妙だ。珍妙だ。普通と違う。異様だ。異常だ。現実離れしている。人間離れしている。親しみにくい。取っつきづらい。しっくりこない。ついて行けない。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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