▲ ♪ ▽ 12 △ ♪♪ <質問箱> [単語集]
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〈A〉きみ【君・公】
《現代語の「君」は、眼前の相手を(時として軽侮を含みつつ)軽く呼ぶ代名詞だが、古語の「君」には常に敬意が含まれる。代名詞としての「君」は、上代には主として女性が男性に対して用いたが、中古以降は親しい間柄でなら男女ともに用いた。》
〔名〕(1)〈国家を統治する人物。〉天皇。 (2)〈(自分の主人として)仕える相手。〉主君。 (3)〈(敬意を込めた)三人称の代名詞的に用いる語。〉例のお方。 (4)〈(格助詞「の」を伴い、官職・人の名の下に付けて)貴人に対する敬意を表す。〉・・・様。〔代名〕〈眼前の相手に呼び掛ける代名詞。(上代は主に女性から男性に、中古以降は男女の区別なく親密な相手に用いた)〉あなた。 〔接尾〕〈(人を表わす名詞の下に付けて)尊敬の意を表わす。〉・・・様。
〔名〕(1)〈国家を統治する人物。〉天皇。 (2)〈(自分の主人として)仕える相手。〉主君。 (3)〈(敬意を込めた)三人称の代名詞的に用いる語。〉例のお方。 (4)〈(格助詞「の」を伴い、官職・人の名の下に付けて)貴人に対する敬意を表す。〉・・・様。〔代名〕〈眼前の相手に呼び掛ける代名詞。(上代は主に女性から男性に、中古以降は男女の区別なく親密な相手に用いた)〉あなた。 〔接尾〕〈(人を表わす名詞の下に付けて)尊敬の意を表わす。〉・・・様。
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▲ ♪ ▽ 13 △ ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
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〈B〉きんだち【公達・君達】
《人への敬称としての「君」に、敬意を込めた複数語尾の「達」を付けた「きみたち」の撥音便形で「きむだち」とも書く。元来は複数形だが、単数で用いられる場合もある。平家一門の子息=「公達」/源氏一門の子息=「御曹司」という使い分けも覚えておきたい。》
〔名〕(1)〈(単複両用で)上流貴族の男子(稀に女子)を指す。特に、平氏の男子。(源氏の「御曹司」に対する呼称)〉上流階層の御子息(稀に娘)。 (2)〈(天皇以外の)皇族の高貴な方々。〉皇孫。 (3)〈(代名詞的に用いて)(単複両用で)眼前の相手を敬って呼ぶ語。〉あなたがた。貴方様。
〔名〕(1)〈(単複両用で)上流貴族の男子(稀に女子)を指す。特に、平氏の男子。(源氏の「御曹司」に対する呼称)〉上流階層の御子息(稀に娘)。 (2)〈(天皇以外の)皇族の高貴な方々。〉皇孫。 (3)〈(代名詞的に用いて)(単複両用で)眼前の相手を敬って呼ぶ語。〉あなたがた。貴方様。
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