[ 1 ] [ 2 ] [ 3 ] [ 4 ] [ 5 ] [ 6 ] [ 7 ] [ 8 ] [ 9 ] [ 10 ] [ 11 ] [ 12 ] [ 13 ] [ 14 ] [ 15 ] [ 16 ] [ 17 ] [ 18 ] [ 19 ] [ 20 ] [ 21 ] [ 22 ] [ 23 ] [ 24 ] [ 25 ] [ 26 ] [ 27 ] [ 28 ]
▲ ♪ ▽ 1 ♪♪ <質問箱> [単語集]
■
———-
〈B〉あげつらふ【論ふ】
《「言挙げ(言葉に出して言うこと)」の「あげ」と「釣り合ふ」の略形「つらふ」が合体した語かとされ、互いの言葉を出し合い、意見が一致するまで話し合うことから「議論する」の意となる。現代日本語の如く「欠陥・短所ばかり取り上げて攻撃する」の語感は古語にはない。》
〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〈事の是非を巡って他人と話し合う。〉論争する。
〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〈事の是非を巡って他人と話し合う。〉論争する。
———-
▲ ♪ ▽ 2 △ ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
■
———-
〈B〉あさなゆふな【朝な夕な】
《時間帯を表わす格助詞「に」に相当する上代の格助詞「な」を「朝」と「夕」に付けて、「朝も夕も」の意となる。「朝な朝な・・・読みは〞あさなさな〞」(毎朝)・「夜な夜な」(毎晩)」なども同系の語。》
〔副〕〈時間帯を問わず常に。〉朝夕。
〔副〕〈時間帯を問わず常に。〉朝夕。
———-
▲ ♪ ▽ 24 △ ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
■
———-
〈B〉いまはむかし【今は昔】
《英語で言うところの〝Once upon a time?と同じく、「むかしむかし」を意味する物語の冒頭部の決まり文句。「今となっては昔のことだが」/「あなたは今、自分は昔の時代に存在している、という前提でこの話の世界に入って来て下さい」という二通りの解釈が可能。》
〔連語〕《いま〔名〕+は〔係助〕+むかし〔名〕》〈物語の冒頭で、これから昔語りが始まることを宣言する決まり文句。〉昔々
〔連語〕《いま〔名〕+は〔係助〕+むかし〔名〕》〈物語の冒頭で、これから昔語りが始まることを宣言する決まり文句。〉昔々
———-
▲ ♪ ▽ 38 △ ♪♪ <質問箱> [単語集]
■
———-
〈B〉おほす【果す】
《現代語でも「やりおおせる」のような表現に残る「最後までやり遂げる」の意を表わす下二段活用の補助動詞。「言ふ」の尊敬語「仰す」と同形なので注意が必要。》
〔補動サ下二〕〈(動詞の連用形に付いて)最後までやり遂げる意を表わす。〉・・・し通す。
〔補動サ下二〕〈(動詞の連用形に付いて)最後までやり遂げる意を表わす。〉・・・し通す。
———-
▲ ♪ ▽ 58 △ ♪♪ <質問箱> [単語集]
■
———-
〈B〉きこえぬ【聞こえぬ】
《物理的な「聴覚的に認識不能」の意ではなく、「理解不能」として相手を非難する語。「聞いてもわからぬ」と説明されることが多いが、「聞こえぬ」である以上「聞いたことがない」=「前例がない・・・からには、誰も正当と認めたことがない事例であろう」が正しい解釈。》
〔連接語〕《きこゆ〔自ヤ下二〕+ず〔助動特殊型〕打消》〈(中世以降)相手の発言や行動を非難する言い回し。〉納得できない。
〔連接語〕《きこゆ〔自ヤ下二〕+ず〔助動特殊型〕打消》〈(中世以降)相手の発言や行動を非難する言い回し。〉納得できない。
———-
▲ ♪ ▽ 105 △ ♪♪ <質問箱> [単語集] 「古語随想」
■
———-
〈B〉とみに【頓に】
《現代語「頓挫」(いきなり挫折)に含まれる「頓」の音の表記「とに」が「とみ」に転じてできた語とされる。「いきなり」の意だが、否定語と共に「すぐには・・・ない」とする例が多い。》
〔副〕〈(多く、打消の表現を伴って)時を移さずすぐに。〉すぐには・・・ない。
〔副〕〈(多く、打消の表現を伴って)時を移さずすぐに。〉すぐには・・・ない。
———-
▲ ♪ ▽ 108 △ ♪♪ <質問箱> [単語集]
■
———-
〈B〉ならでは【ならでは】
《断定助動詞「なり」の未然形に打消の接続助詞「で」と係助詞「は」を付けた語で、打消の表現を伴い「・・・以外には・・・ない」という限定性を表わす。この「は」は順接の仮定条件を表わし、機能的には明らかに接続助詞だが、伝統的古典文法では係助詞扱い。》
〔連接語〕《なり〔助動ナリ型〕断定+で〔接助〕+は〔係助〕》〈(打消の表現を伴って)ある特定の条件のみに限定する意を表わす。〉・・・以外には。
〔連接語〕《なり〔助動ナリ型〕断定+で〔接助〕+は〔係助〕》〈(打消の表現を伴って)ある特定の条件のみに限定する意を表わす。〉・・・以外には。
———-