「きみ【ら】」は「ぼく【たち】」より格下なんだよねー

   [759]  「きみ【ら】」は「ぼく【たち】」より格下なんだよねー
「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.【等】

 人為的に区切られた階層だの分際だのが社会の中にあれこれややこしく林立するように、言葉の適正使用対象もあれこれ細分化されていたりするのが古語の面倒なところであるが、「同類複数」を表わす接尾語にもやはり「上流」・「下層」の相違があった:
1)「たち(達)」
 ・・・これは「尊敬」を含む複数語尾。「きんだち(公達・君達)=貴族の子弟、平家の子息」や「せんだち(先達)=その道の先人、指導者(せんだつ、とも読む)」などに絡めて覚えるべし。
2)「ら(等)」
3)「ども(共)」
4)「など(等)」
 ・・・これらには「格下」の響きがある。「君ら」(高いところから見下した感じ)と「君たち」(客観中立の語感)の違いは現代日本語にも通じるものがあるから面白い。「私ども」などとなると現代語では偽善的響きさえ帯びた謙譲語となる。「など」に関しては、「日本人’など’モンゴロイド系人種には、アルコール分解酵素(アセトアルデヒド脱水素酵素)の働きが弱い人(AG型)が45%、全然ない人(AA型=完全な下戸)が5%もいる」と書けば中立的に聞こえるが、「所詮日本人’など’、酒を飲むべき人種ではないのかもしれない(・・・だって、ヨーロッパ・アフリカ・オーストラリア人種は100%GG=上戸なんだぜーっ!敵うわけないじゃん!)」のような表現では、「など」が「日本人なんて/日本人なんぞ/日本人なんざ/日本人なんちゅーもんは」的なげやりさで機能している。

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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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