▲ | ▼ [446] 【なまじひ】→【なまじ】・【なまじっか】
「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.1342【生強ひ・憖】
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「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.1342【生強ひ・憖】
「中中」の部分での語源学的考察でも取り上げた「生+強ひ」であるが、繰り返せば、この「生」は「中途半端」の意味であり、これを重ねた「生生(なまなま)」は「なまなまなことでは・・・できない」のような形で現代日本語にもなお残る。この意味では「生半(なまなか)」でも同じであり、「半半/中中(なかなか)・・・できない」に通じることは、別記事で指摘済みである。
そしてまた、そのようにして遠縁の親戚的に「中中」につながるこの「なまじひ」が、その現代型「なまじ/なまじっか」の表わす語義「そんなことするより、むしろしないほうがまだマシ」に於いて、古語の「中中」の語義に完全に重なることも(本作を順繰りに読んでいる律儀な読者なら)覚えているであろう。
筆者は、全く同じことを二度も三度も繰り返し言う/言われるのは大嫌いな体質であるが、語学に於いてはこの種の再放送が大事なことであるのも事実・・・この事実の指摘だけは、二百回でも三千回でも、機会があるごとに繰り返させてもらうつもりである(それが「生強ひ=逆効果」になることもあるまいから)。
そしてまた、そのようにして遠縁の親戚的に「中中」につながるこの「なまじひ」が、その現代型「なまじ/なまじっか」の表わす語義「そんなことするより、むしろしないほうがまだマシ」に於いて、古語の「中中」の語義に完全に重なることも(本作を順繰りに読んでいる律儀な読者なら)覚えているであろう。
筆者は、全く同じことを二度も三度も繰り返し言う/言われるのは大嫌いな体質であるが、語学に於いてはこの種の再放送が大事なことであるのも事実・・・この事実の指摘だけは、二百回でも三千回でも、機会があるごとに繰り返させてもらうつもりである(それが「生強ひ=逆効果」になることもあるまいから)。
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