▲ | ▼ [1246] まばゆし【目映ゆし・眩し】〔形ク〕
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〈A〉
まばゆし【目映ゆし・眩し】
《「目」+「映ゆし」で、強い光が目に当たって直視できず「まぶしい」が原義で、転じると讃辞「光り輝く」となる。古語特有の語義としては、視覚的眩惑を「正常状態からの逸脱」と見た貶し言葉としての「(自身が)恥ずかしい」・「(他者が)見るに堪えない」がある。》
〔形ク〕 {から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}
(1) 〈(物理的に)強い光が目に当たって、直視できぬ感覚を表わす。〉 まぶしい。目が眩む。目映い。 (2) 〈(比喩的に)まるで光り輝く太陽のように立派なさま。〉 目映いばかりに見事だ。まぶしいほど素晴らしい。 (3) 〈(自分自身について)人とまともに顔を合わせられないほどに引け目を感じる心理を表わす。〉 恥ずかしい。照れ臭い。決まりが悪い。ばつが悪い。当惑している。 (4) 〈(他者の様子について)あまりにも度を超していて目をそむけたくなるさまを表わす。〉 見るに堪えない。正視できない。とても見ちゃいられない。見られたものではない。
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〔形ク〕 {から・く/かり・し・き/かる・けれ・かれ}
(1) 〈(物理的に)強い光が目に当たって、直視できぬ感覚を表わす。〉 まぶしい。目が眩む。目映い。 (2) 〈(比喩的に)まるで光り輝く太陽のように立派なさま。〉 目映いばかりに見事だ。まぶしいほど素晴らしい。 (3) 〈(自分自身について)人とまともに顔を合わせられないほどに引け目を感じる心理を表わす。〉 恥ずかしい。照れ臭い。決まりが悪い。ばつが悪い。当惑している。 (4) 〈(他者の様子について)あまりにも度を超していて目をそむけたくなるさまを表わす。〉 見るに堪えない。正視できない。とても見ちゃいられない。見られたものではない。
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【まばゆい】対象は何?
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古語と現代語とでは、対象違いによる錯誤がよく生じる。「まばゆし」もそうした古語の一つで、現代では「自分以外の何か」が「まぶしくて直視できぬほど光り輝いて見える」であるが、古語にはこの語義に加えて「自分自身」が「気恥ずかしさで他人と顔をまともに見合わせられない感じだ」の意味もある。
同様の「対象違い」が錯覚を生む古語としては、「かはゆし」がある:現代では「相手がカワユイ!」わけだが、古語には「自分の顔が赤らむほど恥ずかしい」の語義もあるのだ。
ややこしいようだが、着眼点一つ修正すればこうした古語の意味の把握はさほど難しくない。
同様の「対象違い」が錯覚を生む古語としては、「かはゆし」がある:現代では「相手がカワユイ!」わけだが、古語には「自分の顔が赤らむほど恥ずかしい」の語義もあるのだ。
ややこしいようだが、着眼点一つ修正すればこうした古語の意味の把握はさほど難しくない。
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