▲ ♪ ▽ 7 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験]
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〈C〉
あらます【あらます】
《予定の意を表わす名詞「あらまし」が中世に入って動詞化されたものとされる。》
〔他サ四〕 {さ・し・す・す・す・せ}
(1) 〈将来の事柄に思いを巡らす。〉 思い描く。予想する。計画する。見積もる。期待をかける。
〔他サ四〕 {さ・し・す・す・す・せ}
(1) 〈将来の事柄に思いを巡らす。〉 思い描く。予想する。計画する。見積もる。期待をかける。
▲ ♪ ▽ 8 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験]
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〈A〉
あらまほし【有らまほし】
《動詞「あり」の未然形+希望の助動詞「まほし」の連語と見るならば「(自身の願望を表わして)そうあってほしい」、一語の形容詞と解釈すれば「(自身の願望や評価基準に適っていて)理想的だ」と、意味が分かれる。》
〔連接語〕 《あり〔自ラ変〕+まほし〔助動シク型〕希望》
(1) 〈(自身の願望を表わして)そうあることが望ましい。〉 ・・・でありたい。・・・であってほしい。・・・が望ましい。
〔形シク〕 {しから・しく/しかり・し・しき/しかる・しけれ・しかれ}
(1) 〈(対象への評価を表わして)望ましい。〉 理想的だ。申し分ない。好ましい。言うことがない。
〔連接語〕 《あり〔自ラ変〕+まほし〔助動シク型〕希望》
(1) 〈(自身の願望を表わして)そうあることが望ましい。〉 ・・・でありたい。・・・であってほしい。・・・が望ましい。
〔形シク〕 {しから・しく/しかり・し・しき/しかる・しけれ・しかれ}
(1) 〈(対象への評価を表わして)望ましい。〉 理想的だ。申し分ない。好ましい。言うことがない。
▲ ♪ ▽ 13 △ ♪♪ <質問箱> [古語試験] 「古語随想」
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〈C〉
ありもつかず【在りも付かず】
《「安定」の意の表現「ありつく」の否定版「ありつかず」の真ん中に、整調語としての「も」を挟み込んだもの。「つれなし」を「つれ”も”なし」とするようなこの種の冗長表現は、古語に少なくないので、その組成上の特性を掴んだら、「も」を外して解釈すればよいだけのこと。》
〔連語〕 《あり〔自ラ変〕+も〔係助〕+つく〔自カ四〕+ず〔助動特殊型〕打消》
(1) 〈(経過時間の短さ、同居人との緊張関係、その他の理由から)特定の住処に馴染めない。〉 落ち着かない。住み慣れない。場違いな感じだ。 (2) 〈(特定の状況に)適合・習熟できない。〉 しっくりこない。慣れない。馴染めない。似合わない。浮き足立っている。そわそわしている。
〔連語〕 《あり〔自ラ変〕+も〔係助〕+つく〔自カ四〕+ず〔助動特殊型〕打消》
(1) 〈(経過時間の短さ、同居人との緊張関係、その他の理由から)特定の住処に馴染めない。〉 落ち着かない。住み慣れない。場違いな感じだ。 (2) 〈(特定の状況に)適合・習熟できない。〉 しっくりこない。慣れない。馴染めない。似合わない。浮き足立っている。そわそわしている。