せむ【責む】〔他マ下二〕

   [849] せむ【責む】〔他マ下二〕

〈C〉 せむ【責む】
「狭し」同根語で、相手との間隔を詰めたり、逃げ場のない狭所に追いやる急迫感から、「肉体的・精神的に苦しめる」・「責任を詰問する」・「しきりに催促する」の語義が生じた。「目的追求」の語義は「(学問の)専攻」に通じ、「責む」よりむしろ「攻む」の語感である。》
〔他マ下二〕 {め・め・む・むる・むれ・めよ}
  (1) 〈(人を)肉体的・精神的に苦しい立場へと追い詰める。〉 苦しめる。悩ます。痛めつける。拷問する。   (2) 〈(人に対して)お前が悪い、と迫る。〉 める。なじる。非難する。責任を問う。責めを負わせる。追及する。責め立てる。   (3) 〈(人から、物品・行動・発言などを)引き出そうと迫る。〉 しきりにせがむ。せき立てる。強く促す。催促する。ねだる。強要する。   (4) 〈(特定の目的を)ひたすらに努力して追い求める。〉 真剣に追求する。その道を極める。   (5) 〈馬を厳しくしつけて乗り慣らす。〉 調教する。乗りこなす。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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