▲ | ▼ [622] こと【事】〔名〕
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〈A〉
こと【事】
《中古に「言」と分化して以降の「事」の対義語は「物」。存在する事物の実体に言及して具体的な「物」に対し、「事」は事物の状態・性質に言及して抽象的である。いずれも「・・・な物/事」という形式名詞的にも用いられ、この用法での両者の境界線は曖昧。》
〔名〕
(1) 〈(活用語の連体形の直後に置き、形式名詞的に用いて)名詞句を作る。〉 ・・・という事。・・・する事。・・・である事。・・・な事。 (2) 〈(事柄の発生に着目して)(人の行為や、人・物との関わりの結果として)生起する事柄。〉 出来事。事例。事。件。 (3) 〈(事柄の内容に着目して)(時間の経過と共に変化する)事態の様相や展開。〉 経緯。事情。状況。成り行き。展開。一部始終。模様。様子。 (4) 〈(その発生・展開・結末が)人や世の中に何らかの影響を及ぼすような重大な事柄。特に、人の死。〉 事件。不幸。事変。一大事。事故。由々しき事態。 (5) 〈(一定の様式に従って執り行なわれる)職務的・事務的・典礼的な事柄。〉 仕事。任務。用件。用事。公務。政務。行事。事業。儀礼。儀式。刑罰。 (6) 〈(文末に置き、断定・命令・禁止・感嘆・疑問などの意を)体言止めの形で強調的に表わす。〉 ・・・ということ。・・・すること。・・・せぬこと。・・・なものよ。・・・なのか。 (7) 〈(「事にす」、「事にて」などの形で)その事柄に意を用いる意を表わす。〉 没頭する。没入する。専心する。専念する。かかずり合う。
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〔名〕
(1) 〈(活用語の連体形の直後に置き、形式名詞的に用いて)名詞句を作る。〉 ・・・という事。・・・する事。・・・である事。・・・な事。 (2) 〈(事柄の発生に着目して)(人の行為や、人・物との関わりの結果として)生起する事柄。〉 出来事。事例。事。件。 (3) 〈(事柄の内容に着目して)(時間の経過と共に変化する)事態の様相や展開。〉 経緯。事情。状況。成り行き。展開。一部始終。模様。様子。 (4) 〈(その発生・展開・結末が)人や世の中に何らかの影響を及ぼすような重大な事柄。特に、人の死。〉 事件。不幸。事変。一大事。事故。由々しき事態。 (5) 〈(一定の様式に従って執り行なわれる)職務的・事務的・典礼的な事柄。〉 仕事。任務。用件。用事。公務。政務。行事。事業。儀礼。儀式。刑罰。 (6) 〈(文末に置き、断定・命令・禁止・感嘆・疑問などの意を)体言止めの形で強調的に表わす。〉 ・・・ということ。・・・すること。・・・せぬこと。・・・なものよ。・・・なのか。 (7) 〈(「事にす」、「事にて」などの形で)その事柄に意を用いる意を表わす。〉 没頭する。没入する。専心する。専念する。かかずり合う。
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