古語試験:意味集団<088>ブロック=[05]


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〈A〉けしき【気色】
《漢語「気色」から生じたもので、これを「きしょく・きそく」と読めばその適用対象は専ら「」となるが、「けしき」は「自然界」双方を対象とする点に相違がある;とはいえ、両語は根源的には同種であって、視覚的に認識される各種の気配を広範に表わす。》
〔名〕(1)〈(内面の感情が)表面に出ること。また、表情態度に表われた内心。〉気色ばむこと。面持ち。  (2)〈(表情態度から察せられる)人が密かに考えている事柄。〉内意。  (3)〈人に対して抱く好意的な感情。〉機嫌。  (4)〈(表情に出る、出ないにかかわらず)生理学的・心理的な感触。〉気分。  (5)〈(視覚的に捉えた)人・物事のありさま。(景物の)心引かれる雰囲気。〉様子情趣。  (6)〈(物・人・表情・態度などに見られる)変化を予感させるちょっとした動き。〉兆候。  (7)〈(副詞的に用いて)全体の中のごく一部であること、また、見逃しやすいほど目立たぬことを表わす。〉ほんの少しだけ。

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