朝も早ぅから【つと】める人たち

   [390] 朝も早ぅから【つと】める人たち
「古文単語千五百Mastering Weapon」 No.526【夙に】
 現代語の「つとに」は、「あなたの御高名はつとにっておりました」のような「以前から」の文語として用いられ、「現在と対比して、より早い段階で」の意味となる。古語の「つと」にもこの種の「早期」の意味はあるが、それはむしろ後発型語義であり、原義的には「一日のうちの、早い時間帯=早朝」の意味で用いられた。
 この語感は、副詞の「つとに」よりも名詞「つとめて=(翌)朝」に絡めて覚えるほうが得策であろう。
 動詞的には「つとむ(勤む)」もまた「早朝出勤・・・して職務に勤しむ朝廷の役人」の連想を生む語である。
 副詞に話を戻せば、「つっと」なる「動きの速さ」もまた、その根底に「つと=早い」の響きを感じさせないでもない・・・が、このあたりになるともう多分に恣意的感覚が入ってしまう(副詞なんてのはそんなものだ)から、「’朝’も’はょぅ’から’よくつとめて(翌朝・早朝/勤めて)’働く」の語呂合わせでもってせっせと暗記にいそしむとよろしかろう。

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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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