みゆ【見ゆ】〔自ヤ下二〕

   [1290] みゆ【見ゆ】〔自ヤ下二〕

〈A〉 みゆ【見ゆ】
《主体的な「見る」に、自発・可能・受身の上代の助動詞「ゆ」を付けた語なので、自然発露的・受動的な語感がある(「結婚する」の語義が「女性限定」で、男の場合「見る」を使う点も象徴的だ)が、意図的に「出現する」/「(他者の目に)・・・であるように見せる」は例外。》
〔自ヤ下二〕 {え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・えよ}
  (1) 〈(こちらの意思とは無関係に、何らかの光景が)視界に飛び込んでくる。〉 見える。目に入る。目に映る。目に付く。   (2) 〈(形容詞・形容動詞の連用形に付いて、または「・・・と見ゆ」の形で)そのようなものとして目に映る意を表わす。〉 ・・・に感じられる。・・・に思われる。・・・に見える。・・・なようである。   (3) 〈(常識的なものとして)世の中に存在し、容易に確認できる。(多く「世に見えぬ」などの否定形で用いる)〉 世にある。よくある。見慣れた。普通の。当たり前の。   (4) 〈(人・物が)その姿を現わす。〉 出現する。出てくる。来る。現われる。登場する。来訪する。   (5) 「来」の尊敬語。〉 お越しになる。おいでなさる。いらっしゃる。来訪される。お運びになる。   (6) 〈(他者の目を意識して)作為的に振る舞って、相手に何らかの印象を与えようとする。〉 ・・・に見せかける。・・・のく振る舞う。人に・・・と思わせる。   (7) 〈(人と)顔を合わせる。〉 対面する。会見する。会う。行き会う。遭遇する。まみえる。   (8) 〈(女性が、男性と)夫婦として結ばれる。〉 妻となる。結ばれる。結婚する。夫婦となる。ぐ。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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