古語試験:水準=【A】/語義総数=<6>/ブロック=[15]


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〈A〉あながち【強ち】
《「あな」を「」に読み替えて解釈すると理解できる古語。「あな=自己」+「がち=勝ち」で、自分の内なる思いを抑制しつつ他者との正常な相対的対応を保つだけの余裕がない、というのが原義。》
〔形動ナリ〕{なら・なり/に・なり・なる・なれ・なれ}(1)〈(他者の意向顧慮する余裕もなく、自分の思惑だけで事を運ぼうとして)他者の不興を買うさま。〉強引だ。  (2)〈(自分がいかに必死かを主張するかのごとく)一つのことに執心するさま。〉一途だ。  (3)〈(非難に値するほどに)適正水準を逸脱しているさま。〉あんまりだ。  (4)〈(下に打消・反語の表現を伴い「あながちに」の連用形で)全面的に否定すべきでないことを表わす。〉一概に・・・ない。 〔副〕(1)〈(下に打消の表現を伴い「あながち」の副詞形で)全面的に否定すべきでないことを表わす。〉一概に・・・ない。  (2)〈(下に打消・禁止の表現を伴い「あながち」の副詞形で)強い禁止を表わす。〉決して・・・するな。

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〈A〉いふ【言ふ】
《現代語同様の「口に出して言う」のみならず、「求愛行動としての言い寄り」・「詩歌の吟詠」・「噂の流布」・「動物の鳴き声」など多様な語義を持つ古語。》
〔自ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈思うことをに出して表現する。〉言う。  (2)〈(多く「・・・言ふ」の形で)名称が・・・である。〉・・・というの。  (3)〈広く世間でそのように言われている。〉する。  (4)〈(恋愛目的で)異性優しい言葉をかける。(結婚を)異性申し込む、または、約束する。〉言い寄る求婚婚約)する。  (5)〈詩歌を高らかに声に出して読み上げる。〉吟詠する。  (6)〈動物が鳴き声を出す。〉鳴く

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〈A〉かなし【愛し】【悲し・哀し】
《「耐えおおせる」の意の補助動詞「かぬ」と同根語とされ、「耐えかねるほど痛切な思い」が原義。現代では「個人的悲嘆」のみを表わすが、古語では「胸キュンの愛しさ」・「魅入られる趣深さ」・「感に堪えぬ見事さ」・「胸が痛む気の毒さ」など、表現範囲が遙かに広い。》
〔形シク〕{しから・しく/しかり・し・しき/しかる・しけれ・しかれ}【愛し】(1)〈(どうしていいのかわからないほどに)可愛く愛おしくて仕方がない。〉身にしみて愛しい。  (2)〈(思わず見入ってしまうほど)強く心引かれる何かがある。〉しみじみと趣深い。  (3)〈(多く、連用形「かなしく」・「かなしう」の形で)思わず感心してしまう。〉お見事。  【悲し・哀し】(4)〈(傍で見ていて)自分のことのように辛く感じる。〉気の毒で仕方がない。  (5)〈(理想と現実との食い違いを前にして)心が満たされずやりきれない。〉悲しい。  (6)〈(受身表現の連用形「かなしう・・・らる」の形で)他者の仕打ちに対し憤るさまを表わす。〉何ともひどいことに。

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〈A〉きみ【君・公】
《現代語の「君」は、眼前の相手を(時として軽侮を含みつつ)軽く呼ぶ代名詞だが、古語の「君」には常に敬意が含まれる。代名詞としての「君」は、上代には主として性が性に対して用いたが、中古以降は親しい間柄でなら男女ともに用いた。》
〔名〕(1)〈国家統治する人物。〉天皇。  (2)〈(自分の主人として)仕える相手。〉主君。  (3)〈(敬意を込めた)人称の代名詞的に用いる語。〉例のお方。  (4)〈(格助詞「の」を伴い、官職・人のの下に付けて)貴人に対する敬意を表す。〉・・・。〔代名〕〈眼前の相手に呼び掛ける代名詞。(上代は主に性から性に、中古以降は男女の区別なく親密な相手に用いた)〉あなた。 〔接尾〕〈(を表わす名詞の下に付けて)尊敬の意を表わす。〉・・・

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〈A〉すぐす【過ぐす】
《「過ぐ」の他動詞形。「年月を過ごす」・「やり過ごす」は現代語の類推で判る語義。「最後までやり終える」は「過ごす」というより「済ます」の感じ。「通常の範囲を越える」は「出過ぎる」の感覚で、動詞連用形に続けて補助動詞的に「・・・し過ぎる」の形でも用いる。》
〔他サ四〕{さ・し・す・す・す・せ}(1)〈(時間的に)過ごす。(ある状態で)生活する。〉年月を過ごす。暮らす。  (2)〈(物事の移動や、事態の展開について)何の対応もせずそのまま過ぎるに任せる。〉やり過ごす。  (3)〈(行事や仕事などを)最後までやり通す。〉済ます。  (4)〈(年齢が)望ましい段階を既に越えている。〉かなりの年齢である。  (5)〈(妥当と思われる水準を)超越している。また、(技能などが)普通以上の水準である。〉度を超している。並外れ優れている。 〔補動サ四〕{さ・し・す・す・す・せ}〈(動詞の連用形に付いて、補助動詞的に)妥当な限度を超えている意を表わす。〉・・・し過ぎる。

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〈A〉たまふ【賜ふ・給ふ】
《「」+「ふ」(目下の「欲しい」の思いと目上の「やろう」の思いがうまく合致する)に由来するとされる。本動詞/補助動詞双方の用法を持ち、相手を敬う尊敬語(四段活用)の感覚が極めて強い語だが、下二段活用では逆に自分自身卑下する謙譲語となる。》
〔他ハ下二〕{へ・へ・ふ・ふる・ふれ・へよ}〈(上代語)「く」・「もらふ」・「ふ」・「む」の謙譲語。〉頂戴する。 〔他ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(1)〈「ふ」・「く」の尊敬語。〉下さる。  (2)〈「す」の尊敬語。〉お寄越しになる。  (3)〈(命令形「たまへ」を代用動詞的に用い、「いざたまへ」・「あなかまたまへ」などの形で)軽い敬意を込めた命令の意を表す。〉お・・・なさい。 〔補動ハ下二〕{へ・へ・ふ・ふる・ふれ・へよ}〈(会話文・手紙文の中で、「る」・「く」・「ふ」・「る」の連用形に続けて)謙譲、または丁寧の意を表わす。(地の文の中では用いない)〉・・・でございます。 〔補動ハ四〕{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}尊敬の意を表す。〉・・・なさる

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〈A〉ては【ては】
《前後をつなぐ役割の接続助詞「て」と強調及び順接仮定条件の係助詞「は」の組合せ。語義は、「」に力点のある用法(動作・作用の反復、順接の整調、付帯状況)/「」に力点のある用法(順接の仮定条件、恒常条件、順接の確定条件)に分化する。》
〔連接語〕《て〔接助〕+は〔係助〕》(1)〈(動作・作用の反復)「ては」の前後の動作や作用が、相互補完的に繰り返されることを表わす。〉・・・たかと思うとまた~。  (2)〈(順接の整調)前後を順接の関係でつなぐ「て」に、「は」を添えて語調を整える。(意味そのものは「て」に同じ)〉・・・て、そして。  (3)〈(付帯状況)「て」以前の状況の中に於いて、「は」以降の状況が成立していることを表わす。(打消・譲歩の表現とともに用いる)〉・・・しつつ。  (4)〈(順接の仮定条件)「て」以前の条件が満たされた場合を想定し、予想される帰結を「は」以降で述べる。〉・・・なら。  (5)〈(恒常条件)「て」以前の条件が満たされれば、「は」以降の結果常に生じることを表わす。〉・・・すると必ず。  (6)〈(順接の確定条件)「て」以前の条件が満たされた以上は、「は」以降の帰結が予想されることを表わす。〉・・・である以上は。

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〈A〉なす【為す・成す】
《今まで存在しなかったものが生まれる意の「る・る」の他動詞形が「為す・成す」。その語義には全て「変える」の含みがある。補助動詞としては「(本来そうではないものを)殊更/作為的に・・・とする」の意を表わす。》
〔他サ四〕{さ・し・す・す・す・せ}(1)〈行動を取る。〉・・・をする。  (2)〈(何かを材料に)新たなものを生み出す。(既にあるものに)手を加えて別ものに変える。(あるものを見て)・・・と解釈する。〉・・・を作り出す。・・・に作り替える。・・・とみなす。  (3)〈(本来とは異なるものへと)変える。〉・・・に変える。  (4)〈(本来とは異なる用途に)あてはめて用いる。〉・・・に転用する。  (5)〈(人を)役職につける。〉任命する。 〔補動サ四〕{さ・し・す・す・す・せ}〈(動詞の連用形に続けて)意識して、あるいは無理にそのようにする意を表わす。〉殊更・・・する。強引に・・・する。

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〈A〉なむ【なむ】
《語形は助詞・助詞の「なむ」と同じ。意味は連語「てむ」とほぼ同じ。動作の主体が自身の場合「強い意志」、他者の場合「確信のある推量」/「軽い命令願望」、いずれにも限定されぬ用法としては「高い可能性」/「妥当性の判断」の意となる。》
〔連接語〕《ぬ〔助動ナ変型〕完了+む〔助動マ四型〕推量》(1)〈(確信のある推量)(主語は自分以外)直前の動作が必ず行なわれるであろうという推量を表わす。〉必ずや・・・に違いない。  (2)〈(強い意志)(主語は自分自身)直前の動作を必ず行なおうとする意志を表わす。〉必ず・・・しよう。  (3)〈(高い可能性)(主語は自身他者双方あり得る)直前の動作が可能であるとの確信を表わす。〉きっと・・・できるだろう。  (4)〈(妥当性の判断)(特定の主語に限定されない客観的観測として述べる)直前の動作が行なわれるのが妥当であるとの判断を表わす。〉・・・すべきだ。  (5)〈(軽い命令願望)(主語は自分以外。多く「なむ」の形で)直前の動作を他者が行なうことを望む意を婉曲に表わす。〉・・・してはくれまいか。  (6)〈(仮定)(連体修飾語を形成し、直後に仮定の語を伴って)直前の動作が実際に行なわれた場合を想定する。〉もし・・・したならば

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