きみ【君・公】〔名〕〔代名〕〔接尾〕

   [499] きみ【君・公】〔名〕〔代名〕〔接尾〕

〈A〉 きみ【君・公】
《現代語の「君」は、眼前の相手を(時として軽侮を含みつつ)軽く呼ぶ代名詞だが、古語の「君」には常に敬意が含まれる。代名詞としての「君」は、上代には主として女性が男性に対して用いたが、中古以降は親しい間柄でなら男女ともに用いた。》
〔名〕
  (1) 〈国家を統治する人物。〉 天皇。。君主。国王。元首。   (2) 〈(自分の主人として)仕える相手。〉 主君。御主人。殿。   (3) 〈(敬意を込めた)三人称の代名詞的に用いる語。〉 例のお方。あの貴人。   (4) 〈(格助詞「の」を伴い、官職・人の名の下に付けて)貴人に対する敬意を表す。〉 ・・・様。・・・殿。・・・の君。・・・の方。   
〔代名〕
  (1) 〈眼前の相手に呼び掛ける代名詞。(上代は主に女性から男性に、中古以降は男女の区別なく親密な相手に用いた)〉 あなた。君。   
〔接尾〕
  (1) 〈(人を表わす名詞の下に付けて)尊敬の意を表わす。〉 ・・・様。・・・殿。・・・君。
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コメント (1件)

  1. the teacher
    ・・・当講座に「man-to-man指導」はありませんが、「コメント欄」を通しての質疑応答ができます(サンプル版ではコメントは無効です)

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